身長170cm/体重65kgで人間のように業務をこなせる二足歩行型ロボット
Pudu Roboticsは20日、同社初となるヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表した。近日中に予約販売を開始するという。 「完全なヒト型に設計」したという二足歩行ロボット。身長170cm、体重65kgという人間に近い体格を持ち、全身の関節は42自由度を備える。両腕には20kg以上の荷重に対応する7自由度のロボットアームを搭載し、各腕の先端には11自由度を持つ5本指を実装している。 移動は毎秒2mの速度で歩行し、階段や坂道、足元の悪い道などのさまざまな地形に適応する。センサーを通じ、周囲の地形や知覚情報を包括的に取得することで、リアルタイムでの3Dマップ構築にも対応。柔軟な移動と障害物回避を実現するとしている。 また、モデル名は不明であるが、大規模言語モデル(LLM)にも接続できる。本体に搭載されている視覚、触覚、力覚、聴覚の各センサーから情報を取得後、脳と小脳に相当する機構で処理し、フィードバックを行なう。この処理システムにより、人間との自然なインタラクションが可能になったという。 同社が公開した最新のデモ動画では、PUDU D9が清掃ロボット「PUDU SH1」を操作し、床清掃タスクを完遂する様子が披露されている。
PC Watch,鈴木 悠斗