低山でも保険への加入は必須!? 初めての登山の前にチェックするべきポイントとは
初めての山登りでは、何を揃えればよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、登山の際に必ず準備したいポイントをご紹介。初心者の登山を想定しているので、ハイキングなどに行く人もぜひ参考にしてください。 【写真】山登りの必須アイテムをチェックする(全8枚)
山に対応できる衣類や靴はマスト
変わりやすい山の気候に対応できる衣類は登山の必需品です。夏場の登山だとしても、突然の雨や冷え込みに備えてアウターを準備しましょう。安く揃えたい場合は、ユニクロの「ポケッタブルパーカ」が人気。小さくたたんで持ち運べるうえに、カラバリも豊富ですよ。 シューズは登山靴がベストですが、ハイキング程度であれば運動靴でも代用できます。ハードな道を長時間歩く場合は、ホールド感のあるハイカットの登山靴を使用してください。山でも街でも使えるシューズが欲しければ、オールマイティーに使えるミドルカットのものもおすすめです。
水や食料を現地調達できるとは限らない
登山では思った以上に体力を消費することも。エネルギー切れを避けるために、お弁当だけでなくカロリーを補給できる「行動食」も携帯しましょう。チョコレートやカロリーメイトなど、コンビニで購入できるもので十分です。現地で買えばいいと思っても、売店がなかったり売り切れていたりすることがあるので、持参するのを忘れないよう気をつけてください。 登山に必要な水分の目安は、「自重(体重+ザック)×行動時間×5」mlです。例えば50kgの人が5kgのザックを背負って2時間の登山をおこなう場合には、(50+5)×2×5=550となり、550ml程度の水が必要だとわかります。夢中で歩いていると知らず知らずのうちに脱水を起こす可能性もあるので、こまめな水分補給を心がけましょう。
低山でも登山保険に加入して遭難などに備えるのが大切
初心者が忘れがちなのが登山保険への加入です。山で遭難した場合には、民間ヘリでの捜索費に100万円以上かかることも。低山でも、道に迷ったり転倒・落下などのリスクがあります。登山保険は安いものなら月額300円程度で加入できるので、万が一のトラブルに備えて加入しておきましょう。 登山届の提出も忘れずに。登山届が出されていれば、トラブル発生時に警察や自治体などがスムーズに動けます。登山口で出すのが一般的ですが、「コンパス」という無料のアプリを利用すれば、山に向かう電車の中でもスマートに提出が可能ですよ。 季節や行き先によっては、今回ご紹介したもの以外のアイテムが必要になることも。きちんと下調べをして入念に準備をすることで、快適に登山を楽しんでくださいね。
野中陽平