「この間、面白いことがあったんですよ」スター選手から“ドイツ6部アマチュアクラブの監督兼営業”にジョブチェンジした岡崎慎司(38)の変わったところ、変わらないところ
「サッカー選手って後半は悔しい思いをすることも減っていくんですよね」
ただ岡崎自身は、課題が常に降りかかる環境をむしろ望んでいたという。 「サッカー選手って、若い頃はいろんなものを身につけて成長していくけど、後半になるとそれをひとつひとつ削ぎ落としていくんですよ。無駄なことをしなくなるけど、同時に悔しい思いをすることも減っていくんですよね。だけどバサラでは、できないことや悔しいことだらけだからこそ、成長できる。それに選手の時と違って、悔しい思いも課題も共有して一緒に解決できる仲間がいる。それが楽しいですね」 すっかり立派な社会人になったかと思いきや、ふいに覗く言葉からは岡崎の「芯の部分」が変わっていないことも伝わってくる。 「とにかく勝ちたいわけですよ。勝って上にのしあがっていきたいという思いは選手時代と変わらなくて。そのための手段はいろいろあって、選手のリクルート、営業、クラブ内部の整備、地域とのパートナーシップ、監督としての成長……。とにかくやることがいっぱいで、クラブを運営するって大変なんだなってあらためて感じているところです」 「ハセさんと話すと、僕はやっぱり大きな組織は…」元日本代表・岡崎慎司(38)が観客134人のドイツ6部でオーナー兼監督になった“らしすぎる”理由 へ続く
了戒 美子
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