フェルスタッペンがカタールGPを制し今季9勝目!レースは複数回SC出動の荒れた展開に…VCARB角田裕毅は大苦戦13位|F1
残り15周の43/57周目からローリングスタートで再開。フェルスタッペン、ノリス、ルクレール、ピアストリと続く。だが2番手ノリスにはイエローフラッグ中に速度違反があったとして、10秒のストップ&ゴーペナルティが科されてしまい、これでノリスは優勝争いから脱落となる。マクラーレンのコンストラクターズタイトル確定もこれで事実上最終戦持ち越しとなった。 後方のVCARB勢はソフトでもペースそのものが上がらず、ノリスとハミルトンがペナルティ消化で後方まで下がり、50周目時点で角田12番手、ローソン13番手となった。 トップのフェルスタッペンは、ノリスがポジションを下げてからクルーズ状態でレースを先導し続け、今季9勝目となる57周目のチェッカーを受けた。 2位は6秒差でルクレールが入り、3位ピアストリまでが表彰台に上がった。 4位ラッセル、そして5位には大幅に順位を上げたガスリーが入った。6位サインツ、7位アロンソ、8位チョウとなり、キックザウバーはここで今季初ポイントとなっている。 9位マグヌッセンと続き、10位にノリス。ノリスはペナルティで不本意なP10となってしまったが、終盤ファステストラップの1点も含めて2ポイントを奪取している。 VCARB勢は最後のソフトチェンジが奏功せず。どのコンパウンドでもレースペースに苦しんだこともあり、角田13位、ローソン14位でフィニッシュしている。 このカタールGPでは首位マクラーレン(640点)よりも2位フェラーリ(619点)のほうが多くポイントを手にしたこともあり、コンストラクターズタイトル決定はアブダビGPまで持ち越しとなった。3位レッドブル(581点)のコンストラクターズタイトルはついえる状況に。 同レースでは5位フィニッシュのガスリーが10ポイントを加えたため、アルピーヌ(59点)はコンストラクターズ6番手を大きく手繰り寄せた。ドライバーズランキングでもガスリー(36点)は角田(30点)を抜いて総合11位に浮上。今回ノーポイントのVCARB角田はドライバーズ&コンストラクターズ争いで両方とも劣勢になっている。
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