ＪＲＡは７日、「２０２４年度ＪＲＡ賞」の競走馬部門受賞馬を発表した。年度代表馬に輝いたのはドウデュース。投票総数２５６票のうち、２３６票を獲得し、４年連続のＧⅠ制覇を成し遂げていた名馬に競走生活の最後で大きな称号が加わった。ドウデュースは合わせて最優秀４歳以上牡馬のタイトルも獲得。こちらは全部門を通じて唯一の満票選出となった。 　混戦が予想された最優秀３歳牡馬は１４４票を集めたダービー馬ダノンデサイルが受賞。１０３票を獲得したフォーエバーヤングは最優秀ダートホース部門でもレモンポップに及ばず、特別賞を受賞する形となった。 　他にも受賞の行方が注目された部門が複数ある中、最優秀３歳牝馬は１９０票を集めた２冠馬チェルヴィニアが受賞。同厩舎の有馬記念勝ち馬レガレイラを１９０票対６６票で上回った。最優秀マイラーは香港のロマンチックウォリアーにも６６票が入ったが、年間を通して堅実な成績を残し、マイルＣＳで悲願の戴冠を成し遂げたソウルラッシュが１８２票で受賞した。最優秀４歳以上牝馬も大きく票が割れた部門。エリザベス女王杯を制したスタニングローズ（１３８票）がヴィクトリアマイル勝ち馬テンハッピーローズ（９５票）を退けたが、該当馬なしも２３票あった。 　ＪＲＡ賞各賞の授賞式は２７日に都内のホテルで行われる。受賞した各陣営のコメントは以下の通り。

【年度代表馬】【最優秀４歳以上牡馬】ドウデュース（友道）

ドウデュース（天皇賞・秋）

　（株）キーファーズ松島正昭氏「大変名誉なことで、ありがたいです。関係者の皆さまにも感謝の一言です。馬主をやっていてなかなかないことですので、改めて感謝いたします」 　友道康夫調教師「この素晴らしいＪＲＡ賞をいただけたのは、皆さまの応援のおかげだと思っています。預けていただいた松島オーナーをはじめ、武豊騎手、ノーザンファームの関係者の皆さま、そして何よりドウデュースに一番感謝したいと思います。これから種牡馬としての生活が待っているので、競走馬時代以上に頑張れるよう応援しています。長く種牡馬として活躍してほしいです」 　武豊騎手「昨年、天皇賞、ジャパンカップと勝つことができて、大変うれしく思います。年度代表馬にふさわしい馬だと思います」