中日・高橋宏斗、9日チェコ戦はガチンコ勝負「僕の状態を上げることを第一に」野球への真摯さをリスペクトも勝負に集中【侍ジャパン】
「ラグザス presents 第3回 プレミア12」(9~24日)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の高橋宏斗投手(22)=中日=が、9日にバンテリンドームナゴヤで行われる強化試合のチェコ戦に先発登板する。昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも対戦した相手にガチンコ勝負を挑む。 チームが開幕を迎える名古屋に戻り、緊張感は一層高まってきた。強化試合初戦の先発投手として前日会見に出席した高橋宏。自身にとって代表初先発の相手となるチェコの印象を聞かれると、真っ先に口をついたのはリスペクトの念だった。 「WBCの時にすごく感じたのは、チェコ代表全員の人柄の良さ。チェコの中ではメジャーなスポーツじゃないかもしれないですけど、野球へ真摯(しんし)に向かっていく姿が印象的でした」 昨春のWBCでは消防士や営業マンといった「二足のわらじ」を履きながらの出場で話題を集めたチェコ。死球を受けながら一塁へ全力疾走するなど、紳士的な姿も記憶に残っている野球ファンも多いはず。高橋宏もチェコ代表の野球に対する姿勢に感銘を受けた一人。「試合後には、わざわざあいさつに来てくれたのを鮮明に覚えています」と同じ野球人として、心でつながるものがあった。 とはいえ、日本の初戦まで1週間を切っている状況。まずは目の前の勝負に集中する。「明日は僕の状態を上げることを第一に置きたい。相手どうこうよりも、本戦に向けて僕も全力で挑みたいと思います」。目をギラつかせながら、既に気持ちは本番モードに入っている。
中日スポーツ