「スコットランドでしか通用しないという疑念が付きまとう」英メディアがCLで苦しむ古橋亨梧に厳しい評価
イギリス『デイリー・メール』は、セルティックの古橋亨梧に対して厳しい評価を下した。 2021年夏に加入したセルティックで大きなインパクトを残してきた古橋。ここまで公式戦154試合で81ゴールを記録して、クラブのスコティッシュ・プレミアシップ3連覇に貢献している同選手だが、チャンピオンズリーグ(CL)ではなかなか思うように結果を残せていない。 今シーズンのセルティックはCLリーグフェーズ第6節を終えて2勝3分け1敗と上々の結果を残し、プレーオフ進出に向けて前進する。その一方で古橋は、初戦の5-1で快勝したスロヴァン・ブラチスラヴァ戦で1ゴールを決めるも、以降の5試合でゴールにすら絡むことができていない。 10日の敵地でのディナモ・ザグレブ戦でもほとんど見せ場がなく、試合はスコアレスドローで終わっていた。古橋のこの試合でのパフォーマンスについて『デイリー・メール』は「国内の神、キョウゴはヨーロッパの舞台でゴールを供給することができない」と題して、厳しい評価を下した。 同メディアは、CL5試合で15失点のディナモ・ザグレブ戦で得点が期待されてピッチに立った古橋について「この数年間セルティックサポーターが愛するゴール前での決定的なタッチを持つペナルティエリア内のプレデターはハイバーニアン戦で得点を奪った後に自信とともにこの試合に臨んだ。しかし、2つのバージョンのキョウゴがいる」と綴り、厳しいコメントを続けた。 「スコットランドで喜びのためのゴールを決める選手と、ヨーロッパで影となる選手。ディナモ戦でもキョウゴは再び末端の存在だった。試合に関わることができなかった。前半は5タッチしかなく、敵陣ゴール前20ヤード内でボールを触れなかった。キョウゴは抑制されたようで、まったく相手守備陣の脅威ではなかった」 さらに、同メディアは古橋のスタッツについても触れ、ヨーロッパの舞台で結果を残せていないことを指摘した。 「スコットランド国内での大活躍に対して、ヨーロッパではキョウゴが解決しなければならない問題がある。スタッツ面でとても大きな差がある。キョウゴはチャンピオンズリーグの18試合でプレーして、3ゴールを記録しただけ。ディナモのようなチーム相手に対しても脅威ではなく、セルティックは彼を試合に関与させる方法を見つけられなかった」 「トップストライカーは、このような拮抗した試合に勝利するために、ボックス内のわずかなスペースに飛び込んで、ゴールを奪う方法を常に見つけている。キョウゴがチャンピオンズリーグの舞台でより頻繁にゴールを決められる方法を見つけるまで、彼はスコットランドレベルでしか通用しない格下相手に活躍する選手であるという疑念が付きまとう。セルティックの偉大な選手の仲間入りをするのなら、ヨーロッパでのスタッツがしっかりと改善される必要がある」