＜上田西・徳島市立＞今大会前に宮尾佳和氏から贈呈されたアニメ「イナズマイレブン」の特別色紙を持つ上田西の白尾監督

　◇第103回全国高校サッカー選手権2回戦　上田西2―1徳島市立（2024年12月31日　千葉・フクダ電子アリーナ） 【写真】色紙の裏に「オマケ」として描かれたイナズマイレブンの主人公・円堂守 　イナズマ魂だ！4強入りした17年度以来7年ぶり3度目の出場となった上田西（長野）はともに2回戦からの登場となった徳島市立を2―1で制し、3回戦進出。白尾秀人監督（44）と親交があり、テレビ東京などで放送された人気サッカーアニメ「イナズマイレブン」の監督を務めたこともある宮尾佳和氏からの激励を胸に頂点を目指す。 　イナズマ魂を胸に刻む上田西イレブンが躍動した。まずは前半24分、FW松本翔琉（3年）のゴールで先制すると、同38分には途中出場のFW高橋亮雅（3年）がネットを揺らし追加点。白尾監督は場内インタビューで「長野県上田西高校、7年ぶりに選手権に帰ってきて1勝しました！最高です！」と喜んだ。 　ベンチに置かれていたのが、アニメ「イナズマイレブン」に登場するキャラクターが描かれた大きな色紙だ。同作キャラクター風にデザインされた白尾監督を筆頭に、人気キャラクターのFW豪炎寺修也やMF鬼道有人らが上田西のユニホーム姿で描かれている。白尾監督と親交があり、長野市出身の宮尾氏が今大会前に激励の意味を込め贈呈。指揮官は「宮尾さんが応援として色紙に書いてくれた」と感謝する。キャラクターは上田西の主将と副主将たちを重ね合わせて描いてくれたという。劇中では登場人物が必殺技を駆使する。アニメのファンだというDF鈴木悠杏主将（3年）は「自分も必殺技を隠してる。次戦で見せたい。個人でやる攻撃の必殺技」と意気込む。 　色紙には宮尾氏の直筆サインとともに「めざせ頂点を！」と記されている。あらに裏面には「オマケ」として、同作主題歌「立ち上がリーヨ」「つながリーヨ」にちなんだ「ガンバリーヨ！！」の激励メッセージとともに主人公のGK円堂守の姿も描かれた。「イナズマイレブンの円堂にように主将として自分も活躍したい」と鈴木。上田西イレブンが頂点を目指す。