中国・南部の学校が熱波で新学期開始を延期
【東方新報】中国南西部の重慶市(Chongqing)、四川省(Sichuan)、江西省(Jiangxi)南昌市(Nanchang)の多くの小中学校では、猛暑のため、秋の新学期の開始が遅れている。 中国国営ラジオが報じたところによると、南昌市の多くの小学校が1日に、新学期を1週間延期する旨の通知を配布した。 同市の教育局によると、紅谷灘(Honggutan)、西湖(Xihu)、東湖(Donghu)、青雲譜(Qingyunpu)の4地区の学校は、新学期の開始を9日まで延期した。 江西省の気象サービスセンターは、北部、南部、中部の最高気温が今後3日間で35度から38度になると予測した。 四川省の自貢市(Zigong)、楽山市(Leshan)、南充市(Nanchong)、遂寧市(Suining)など幾つかの市の教育当局も、持続的な熱波のため、小中学校の学期開始を延期した。ほとんどの学校は、当初の予定より1週間ほど遅れの9日に授業を開始する予定だと言う。 重慶市では、全ての区と県が8月28日、小中学校と幼稚園の秋学期の開始を9日まで延期する通知を出した。この通知では、猛暑の中、教師と生徒の安全と健康を確保するための決定だと強調している。 四川省と重慶市はここ数日、異常な猛暑に見舞われており、一部の地域では気温が摂氏40度を超えた。 重慶市はそのうだるような夏の暑さのため、しばしば「中国の炉」と呼ばれるが、今年は8月21日から9月1日まで12日間連続で高温の赤色警報が発令された。 赤色警報は、24時間以内に気温が摂氏40度を超えると予測される場合に発令されるもので、中国の3段階の高温警報システムの最高レベルだ。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。