「50代の私が、まさか…」唇の感触が消えない。忘れられない禁断の一夜【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミドルエイジ女性読者から募集した「人生の午後に詠む短歌」を紹介していきます。
「あの夜が忘れられない」
あの夜は 消えない折り目 くちびるの 吸われる強さ ざりざりのひげ 作者/ ふゆ(50代) 解説: きっと忘れないだろうと思う、男性との出来事があります。 その夜以降、何もなく、それぞれの生活をしていますが、ふと思い出してしまう時があって。 ああ娑婆(しゃば)で生きてるんだな、若くなくてもそういうことってあるんだなと感じる思いです。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。 前回記事「「先に逝ったほうが必ず待つ」70代、亡き夫との約束を胸に…【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】」>>