「今からiPodみたいなMP3プレーヤーが欲しい」となった場合の代わりとなる機種はどれ?
Appleの新製品発表会から完全に「iPod」の名が消えてから久しいことに、一抹の寂しさを感じる方もいるのでは? 【画像でわかる】意外と知らない、最盛をほこっていた「着メロ」「着うた」はなぜ廃れたのか 2014年に販売終了となったiPod classic。iPod touch (第7世代)も2022年に販売が終了し、iPodはAppleの現行端末としては姿を消しました。しかし、「サブスクにはない楽曲を聞くためのプレイヤーが欲しい」「スマホに曲を入れると容量を圧迫してしまう」という需要もまた確実に存在し続けているのでは。 そこでこの記事では、iPodの代替となるMP3プレーヤーの選び方や、おすすめの機種について詳しくご紹介します。
「今からiPodみたいなMP3プレーヤーが欲しい」際の機種の選び方
iPodのようなMP3プレイヤーが欲しい場合の選び方をご紹介します。 ■有線イヤホンに対応しているか? 近年のiPhoneやAndroidスマホからは「イヤホンジャック」が姿を消しつつありますが、長年、iPodを愛用し続けている方にとっては「有線イヤホンが使えるかどうか」は変わらず重要な点でしょう。 安価なBluetoothイヤホンと有線イヤホンでは音質に差を感じないとしても、高価な有線イヤホンやヘッドフォンとBluetoothイヤホンを比較すると音質に差が出る場合があるためです。そのため「スマホではなくMP3プレーヤーを買う」ならば、イヤホンジャックの有無は必ず確認しましょう。 ■曲の入れ方と対応するファイル形式 本記事ではデジタルオーディオプレーヤーを便宜上「MP3プレーヤー」と呼称していますが、実際にはiPodはAACなどMP3以外の圧縮音源や、WAVに代表される非圧縮音源も再生可能です。また320kbpsなど高音質のMP3ももちろん再生可能です。 音質にこだわる方の場合、ストリーミングの通常音質やiTunesで購入できる通常音質のファイルでは満足できず、CDからこだわりのファイル形式や各種設定の下、リッピングをすることもあるのでは? そのため、専用の音楽管理アプリなどを介してPCからファイル転送できるオーディオプレーヤーを選ぶとよいでしょう。 ■ストリーミング対応 iPod全盛期と2024年現在、デジタルオーディオプレーヤー市場での最も大きな変化は「ストリーミングサービスの普及」と「Android OSの普及」です。デジタルオーディオプレーヤーにもAndroidが搭載され、Google Playからストリーミングサービスのアプリをインストールして曲を再生するのが一般的です。どのようなストリーミングサービスが使えるのか、チェックしておきましょう。 ■容量 iPod touchは最大で256GB、iPod classicは最大で160GBのモデルがありました。iPod ClassicはSSDへの換装を、iPodに対応している修理店に本体を持ち込むことで可能(※HDD修理の一環として)。するとさらなる大容量化も実現できます。 一方で先にも述べた通り、2024年現在のデジタルオーディオプレーヤーは容量が小さい代わりにストリーミング対応しているケースが多いです。「最低限求める容量はどの程度か」を明確にし、その基準を満たす機器がない場合は「iPod ClassicをSSD換装して使い続ける」こともおすすめします。