出さなきゃよかった…。マンU退団で化けた元アカデミー選手(4)デビュー戦が最後に…。今やプレミア屈指のDF
プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、「ファギー・ベイブス」に代表されるように古くから選手の育成で広く知られている。一方で、トップチームで出場機会を得られないまま退団し、他クラブで飛躍した選手も多い。今回は、様々な理由でマンチェスター・ユナイテッドを離れ、覚醒したアカデミー出身選手を紹介する。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ
DF:マイケル・キーン(元イングランド代表) 生年月日:1993年1月11日 所属クラブ:エバートン 在籍期間:2011年7月~2015年1月 現在エバートンで活躍するマイケル・キーンも、マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育った選手の1人だ。 2009年にユースチームへ加入したキーンは、2011/12シーズンのカップ戦でトップチームデビューを飾った。同シーズンにはファン投票による年間最優秀リザーブ選手にも選出され、トップチームに最も近い選手の1人となったが、その後レスター・シティやダービー・カウンティ、ブラックバーンへレンタル移籍となり、ユナイテッドのトップチームでリーグ戦デビューを果たしたのは2014年のこと。ユナイテッドでのリーグ戦出場は結局そのデビュー戦が最後となり、2014年夏にバーンリーへレンタルで加入。契約は翌年の1月までだったが、即座に完全移籍へと切り替わり、ユナイテッドを退団することとなった。 キーンにとって、このバーンリーへの移籍がサッカー人生の転機となる。移籍当初からセンターバックのポジションを確保すると、翌2015/16シーズンはチャンピオンシップでリーグ戦44試合に出場する大車輪の活躍を見せ、プレミア昇格に大きく貢献。翌シーズンも不動のCBとしてリーグ戦35試合に出場した同選手は、2017年にエバートンへ移籍金2850万ユーロ(約45億6000万円)で加入した。 エバートン加入後、キーンは長くCBのレギュラーとしてプレー。22/23シーズン、そして昨季と出場機会は減少していたが、今季は開幕から5試合連続で先発出場しており、その能力はまだまだ健在といえそうだ。
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