いきなりエース&主軸級の活躍期待も! 今季のNPBルーキー「即戦力度ランキングトップ5」
支配下69人、育成54人の合計123人が指名された2024年のドラフト会議(ソフトバンク育成1位の古川遼は入団辞退)。やはり人気となりやすいのは早くから一軍の主力として期待できる選手たちだが、果たして1年目から活躍できる選手は誰なのか。2025年ルーキーの中で即戦力度が高い選手をランキング形式でセ・パそれぞれ5人ずつピックアップしてみたいと思う。ちなみにランキングは単純な実力だけでなく、チーム事情や適性なども考慮して選出した。 【写真】パ・ランキング1位は、やはりこの選手だ! * * * ■セ・リーグ5位:篠木健太郎(法政大→DeNA2位・投手) ■パ・リーグ5位:西川史礁(青山学院大→ロッテ1位・外野手) DeNAでは1位の竹田祐(三菱重工West・投手)に即戦力としての期待が高まっているが、それ以上に早く戦力となりそうなのが2位の篠木だ。法政大では2年春から主戦となり、4年生では最多となる通算14勝をマーク。通算12敗と負けが多く、勝ち切れなかったのは課題だが、通算防御率は2.26と悪くなく、4年秋は先発した8試合全てで7イニング以上を投げるなどスタミナも申し分ない。フィールディング、牽制、クイックなど投げる以外のプレーがしっかりしているというのもプラスだ。大学日本代表ではリリーフとしても結果を残しており、先発、中継ぎ両方の可能性がある点もチームにとってはありがたいと言えるだろう。 西川は常勝チームの青山学院大で4番を任せられた強打の外野手。リーグ戦通算本塁打数は6本とそこまで多くはないが、打球に角度をつけるのが上手く、打った瞬間にホームランと分かる当たりも目立った。いきなり一軍でホームランを連発できるかは微妙なところだが、即戦力として推せるのは対応力の高さがあるからだ。4年時は厳しいマークの中でもしっかり4番としての役割を果たしており、全国大会や国際大会でも結果を残している。チームは日本人の大砲候補が長年の課題だけに、1年目から思い切って抜擢する可能性も高そうだ。