1人暮らしって毎日「湯船」につかるものですか? 最近1人暮らしをはじめましたが、「お金がもったいない」と感じてシャワーだけです。湯船につかったほうが疲れがとれるでしょうか?
湯船にお湯をためる場合とシャワーで費用比較
1人暮らしをしていると、水道代やガス代などをできるだけ節約したいと考える人も少なくないはずです。お湯をためて湯船につかる場合と、シャワーのみを使用する場合のコストを比較してみましょう。 まずは水道代です。一般的な浴槽には約200リットルのお湯を必要とするため、東京都水道局の料金を基準にすると、水道代は約48円(200リットル×0.24円/L)となります。ガス代は状況にもよりますが、都市ガスを使用する場合、一回の入浴で約145円かかると試算されます。これを毎日の習慣とすると、月額では(48円+145円)×30日=5790円です。 対して、シャワーは女性の場合10分間で約100リットルのお湯を使用するとされています。シャワーだけで入浴を済ませる場合の水道代は約24円、ガス代は約73円と見積もられます。毎日シャワーだけで済ませると、月額では(24円+73円)× 30日=2910円の費用がかかります。 以上の試算からシャワーを10分間使用するケースでは、湯船と比べコスト面は約半分となります。また湯船につかる場合も、洗髪などで数分間はシャワーを利用するケースが多いでしょう。 「シャワー」と「湯船+シャワー」との比較となれば、さらにシャワーにコストメリットがあると考えられます。
【お風呂はやっぱり最高!】湯船につかるメリットとは?
シャワーよりもコストがかかっても、湯船につかるメリットはたくさんあります。 1.疲労解消 お湯につかることで、体全体が温まり血行が促進されます。これにより、筋肉の緊張が和らぎ、一日の疲れが解消されることでしょう。特に長時間のデスクワークや立ち仕事による体の疲労感に悩んでいる人にはおすすめです。 2.リラックス効果 温かいお湯にゆったりと浸かることは、心理的なリラックス効果も大きいです。水の浮力で体が支えられることによる安心感、お湯の温もりによる心地良さが、精神的なストレスを軽減させてくれるでしょう。 3.冷え性の改善 体を内側から温めることで、冷え性の改善にも効果的です。特に女性に多いとされる冷え性は、手足の末端まで温かい血液を循環させることで改善されるといわれています。 4.むくみの改善 体が温まることで血管が拡張し、体内の循環が促進されます。これにより、体内に溜まった余分な水分や老廃物が排出されやすくなり、むくみの改善につながります。 5.睡眠の質の向上 湯船でリラックスすることは、睡眠の質を向上させる効果もあります。体がリラックス状態になると、自然と睡眠につながるリズムが整い、深い眠りへと誘われやすくなります。