Jリーグ通イタリア人が厳選! 2024年Jリーグベストイレブン【CB】「年齢を重ねるごとに成熟」「2025年のベスト11に…」
最後のチャイムが鳴り、学校が終わる。1年間の努力、喜び、悲しみ、成功、そして挫折を経て、一年を振り返る。それは、長く激闘が繰り広げられたJリーグのシーズンの終わりにも同じことが言えるだろう。僕は2024年のJリーグでの「ベストイレブン」を選出し、自分なりの理想的なフォーメーションは4-4-2で組むことにした。(選出・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和) 【画像】2024年Jリーグベストイレブンのフォーメーションはこちら!
センターバック:佐々木翔(ささき・しょう) 生年月日:1989年10月2日 所属クラブ:サンフレッチェ広島 2024リーグ戦成績:36試合3得点2アシスト 芳醇なワインのように、佐々木翔も年齢を重ねるごとにますます成熟し、2024年は素晴らしいシーズンを送ることができた。サンフレッチェ広島のキャプテンである彼は、今シーズンのJリーグで、あらゆる季節に適応できる服のような、万能プレーヤーであることを証明した。 守備では果敢で正確、そしてタイミングの良いプレーを見せる一方で、攻撃でもいくつかのゴールとアシストを記録した。サポーターにとって欠かせない選手で、広島のユニフォームはまるで皮膚の上に刻印されたかのようだ。佐々木はチームメイトとともに最終戦までタイトル争いを繰り広げ、評価の高いパフォーマンスを連発。35歳の彼にこれ以上何を望むことができるだろうか? 僕もこれ以上を望むのは無理だと思うけれど、それでも来シーズンも彼が主役を務めると確信しているよ。2025年のベストイレブンに再び名を連ねられるかって? それはピッチの上で証明されるだろう。 選定:アレックス・シルヴェストリ トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
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