いま京都旅行でときめく、4の新体験。グルメ最旬おすすめスポットを厳選紹介
季節限定のスープ「トムパッカドーン」は、コックリとしたスペアリブの脂の旨味に「パッカドーン」というタイ独特の漬物の酸味が合わさり、ボリューム感がありながらも後味はさっぱりと滋味深く、体にスッと馴染む。スープは単品で¥1000~。花巻やジャスミンライス、中華ちまきとセットで¥1200~。
店舗は鞍馬口駅からすぐの路地奥にある。店舗デザインはみもっとシェフのイメージをもとに、「備前焼窯元 一陽窯」の木村肇氏と工務店が形にしていったという。京都らしい古民家に、ビビッドカラーの壁を組み合わせた独特の内装で、まるで別世界に迷い込んだかのような気分に。ハタノワタル氏による黒谷和紙が張られたベンガラ色のカウンターには料理も映える。なお、この場所は日・月曜は「MOT」という名の店に変わる。タイ料理を「MOT=もっと」楽しむための店として、みもっとシェフ自身が店に立ち、スペシャルなコース料理を提供しているそうだ(完全予約制)。こちらも併せてチェックしたい。 TOM 京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊前町409-2 Tel.非公開 営業時間/8:00~14:00L.O. 定休日/日・月曜
Syn(シン)【二条城北】
イタリアンベースの料理がアラカルトで楽しめる、隠れ家的な町家の酒場へ 京都の人気店「To.(トゥ)」で料理長をしていた吉田伸介さんと奥様の祐未さんが2024年2月にオープンした“料理とお酒の店”。二条城北の閑静な住宅街に温かな光が灯る。京町家を改装した店の中心には、アフリカ産のサペリを用いた一枚板のカウンターが据えられており、ゆとりある贅沢な空間。 ここではイタリアンをベースに素材を生かした料理をアラカルトでいただける。お酒はナチュラルワイン、クラフトビール、日本酒、ジンなど豊富なラインナップで、気分に合わせた取り合わせができる使い勝手の良さが嬉しい。
料理は入荷する食材によって変わるが、まず味わっていただきたいのは、鮮魚や炭火焼料理。「大江さんのお魚炭火炙り」¥1,800~¥2,200は、和歌山の漁師に直送してもらっているという真鯛を炭火焼きに。臭みなくクリアな味わいの魚は、身がプリッとして新鮮さを感じられる。香ばしく焼いたナスのピューレを合わせ、セロリやナッツの食感も面白い一皿。
「苺のビーツ和えと生ハム、マスカルポーネ」¥1,800は、生ハムの旨味や塩味に、苺の甘酸っぱさやチーズのまろやかさが組み合わされたバランスの良いアテ。料理によってはポーションを調整してくれるので、ひとりでふらっと訪れるのもおすすめだ。 Syn 京都市上京区大宮通丸太町上ル1-847 Tel.075-406-0899 営業時間/16:00~22:00L.O. 定休日/水曜、不定休