島田麻央、大会3連覇へ首位発進、圧巻のシーズンベスト更新【フィギュアジュニアGP】
◇5日 フィギュアスケート ジュニア・グランプリ(GP)ファイナル第1日(フランス・グルノーブル) 女子ショートプログラム(SP)が行われ、11月の全日本ジュニア選手権(広島)で史上初の4連覇を達成した2年連続世界ジュニア女王の島田麻央(16)=木下グループ=がシーズンベストを更新する73・72点をマークして首位発進した。 最終6番滑走として登場した島田は、今季のSP曲「Defying Gravity」のメロディーに乗って、まずは冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を降りた。さらに、続く手を上げての3回転フリップを成功させてGOE(出来栄え点)で1・59点の加点を獲得。3本目のルッツ―トーループの連続3回転もスピードに乗ったコンビネーションジャンプとして、1・77点という高い加点を得た。 さらに、ジャンプ以外の構成要素も3本全てのスピンとステップを最高のレベル4とする完璧な内容としたほか、演技構成点(PCS)も出場6選手で唯一の30点台となる31・72点をマーク。圧巻のノーミス演技で、史上初のジュニア・GPファイナル3連覇に向けて好スタートを切った。 他の日本勢は、大会初出場で今季全日本ジュニア選手権2位の和田薫子(15)=グランプリ東海ク=が67・77点で2位発進。同選手権4位の中井亜美(16)=TOKIOインカラミ=が67・26点の3位で続き、日本勢3人全てが表彰台圏内につける形となった。 女子SPに先だって行われたペアSPは清水咲衣(19)、本田ルーカス剛史(22)組=木下アカデミー=が50・20点の5位でフリーに進んだ。
中日スポーツ