松本明子さん、57歳。黒柳徹子さんに教わった「破れたストッキング」の使い道
●ほかのアイテムと組み合わせて活用することも
ストッキングは掃除アイテムとして本当に優秀で、クリーニングを出したときについてくる針金のハンガーをひし形に変形させ、それにかぶせて“ポイ(金魚すくいのときに使う丸い枠に薄い紙を張った道具)”をつくり、お掃除アイテムに変身させることもできます。 これはお風呂の水の汚れを取るのにぴったりで、家族の中で最後にお風呂につかる私にとってはすごく便利。ゴミだけをキャッチしてくれます。 水は通して浮遊物をキャッチする、この特性をもっと生かせないかと考えたのが、花を花瓶に生けるときに花の根元にストッキングの足先部分をかぶせて固定するというワザ。 水を通すのでかぶせても問題ないし、固定するのも簡単。そしてお花は日が経つと根元がヌルヌルしてきて水が汚れてしまうのですが、これだと汚れをストッキングがキャッチしているので、水が汚れることもほとんどないです。水を入れ替えるときも、ストッキングをかぶせたまま取り出し、根元のみをサッと洗ってまた新しい水に挿せばOK。そして枯れてしまったときは、ストッキングごとゴミ箱へ。仕事柄、お花をいただくことが多いので、これは使えるなと思っています。
あとはストッキングの丈夫なところを利用して、羽毛ふとんを収納するときのひもとしても活用。 どうしても羽毛ふとんは、空気を含んで広がりやすいですが、コンパクトに畳んだあと、ストッキングで固く束ねると圧縮できるんですよ。ストッキングは伸びがよくて、上下に力をかけることに関しては切れることもないので万能です。 それ以外だとブーツスタンド。 股上部分をカットしたストッキングの脚部分に、棒状に丸めた新聞紙を入れるのですが、ポイントは新聞紙をくしゃくしゃにすること。 新聞紙を1枚ずつくしゃくしゃにしたら、一度、手で広げます。それを数枚重ね棒状に丸めます。すると、とてもやわらかい棒になるので足首の部分が曲がって、ブーツの足が入る部分にもフィットするんです。新聞紙のインクには消臭効果があるため、形をキープしつつ脱臭もしてくれるすぐれもの。そのうえ、新聞紙は湿気も取ってくれるのでブーツ自体にカビが発生しにくくなります。本当に素晴らしい。 ちなみにストッキングの太もも部分はお気に入りのリボンで結んだりしたらかわいくなります。自分の手でアレンジできるのも楽しいところです。