松本明子さん、57歳。黒柳徹子さんに教わった「破れたストッキング」の使い道
「私にとって、“ケチ”とはお金を節約するのはもちろんですが、毎日を楽しくするためのものだと思っています」と話す、タレントの松本明子さん。松本さんが普段から実践している、約100個の節約術をまとめた著書『この道40年あるもので工夫する松本流ケチ道生活』(アスコム刊)より、伝線したストッキングの使い道にまつわる「ケチ活」を抜粋して紹介します。
破れたストッキングは掃除に大活躍
履いている人が減ったと言われていますが、私はまだまだ履くことが多いのがストッキング。テレビのお仕事のときや人前に立つときには欠かせないアイテムになっています。 そんなストッキングですが、技術の進歩があるとはいえ、いまだによく伝線が入ってしまって破れることが多いですよね。「まだ1回しか履いていないのに…」みたいなとき、本当にもったいないと思ってしまいます。 破れたストッキングは静電気を発生させるためほこり取りに向いているとよく言われていますが、ご多分に漏れず、私もお掃除アイテムとして使っています。 割り箸に細く巻きつけて手や掃除機が入らない隙間を掃除したり、夫が昔、使っていた剣道の竹刀にスポッとかぶせてベッドの下のほこりを取ったり…。本当にゴッソリよく取れるんですよ。とくに竹刀は便利。真っ直ぐなのでかぶせやすいのと、グリップが持ちやすいので「ほこりを取るためにつくられたのでは?」と思うくらい。ベッドの下で大きくひと拭きすればびっくりするくらいきれいになる。 汚れを取ったあとは、くるっとまるめて捨てるだけなので手も汚れないです。
●“ストッキングを捨てたらダメ”という黒柳徹子さんの教え
ちなみにストッキングが掃除に向いていると教えてくださったのは、黒柳徹子さん。 結婚して間もない頃にテレビ番組の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出させていただき、そこで「これから主婦としてやっていくのなら、ストッキングさえもムダにしちゃダメ」とアドバイスをいただきました。かなり意外だったんですが、どうも黒柳さんもやっていたらしく「テレビの画面を拭くのもいいわよ」と教えてくださって。今でもストッキングを使って掃除をするたびに思い出します。