【UFC】朝倉海、72kgまでリバウンドも次戦も「もう1回、フライ級で戦う」「5月には試合できる」──JTT改革にも着手
朝倉海(ジャパントップチーム)が、UFCの次戦もフライ級で戦うこと、鼻の手術を行ってから本格練習復帰し、5月を目途にオクタゴン第2戦に臨むことなどを、自身のYouTubeで語った。 【写真】本計量で125ポンド(56.69kg)まで落としたときの朝倉海の身体 年末のKAI Channelで『減量期間が長すぎて脳みそが壊れました…』をアップし、モンスターグリル五反田店にて1.3kgの骨付リブロース「ギャラクシートマホークマウンテンステーキ」に挑戦した朝倉。 12月に7年半ぶりのフライ級(125ポンド/56.69kg)減量を専任の栄養士のもと遂行したが、当初の予定から試合がずれたこともあり、「減量期間がすごく長くて、脳がずっと(食欲を)我慢していた反動がすごくて、試合1週間後には15kg増えて72kgまで行った」と明かした。 ラスベガスから帰国後は「脳みそが“まだ食べられる”」と指示し、コンビニスイーツをはしごしてしまうこともあったという。 2023年の大晦日に対戦したフアン・アーチュレッタについて「なぜ体重超過するか分からない」と語っていた朝倉だが、「(試合後、YouTubeでコラボした)アーチュレッタからDMが来て『俺の言ってたこと分かったでしょ』と。今回、分かった」と苦笑した。 その階級については、朝倉が王者アレッシャンドリ・パントージャに挑戦した試合を現地で生観戦したマネル・ケイプからは、「海はバンタム級に上げた方がいいんじゃないかな」と指摘されるなど、フライ級の適性について議論が起きているが、朝倉自身は今回のフライ級への減量に十分な手応えを得ているという。 「いろんな声があります。『フライはちょっと良くないんじゃないか』みたいな。計量の体がガリガリで『絶対合ってないよ』みたいな心配の言葉がめっちゃ多かったと思うんだけど、水抜き動画を見てくれたら分かると思うけど、結構、全然余裕があったんですよね。リカバリーもして体感的には結構良かった。本当は、3ラウンドとか5ラウンドやって確かめたかったというのはあるし、正直、100%どっちの階級の方がいいかは分かっていないんだけど、自分の中ではフライは結構手応えがあったんで、とりあえずもう1回フライで挑戦しようかなっていうのはある」と、計量前の61.8kgから、約5.1kgの水抜きをポジティブな姿勢で余裕を持って行えたこと、計量後は65kgまでリカバリーし、試合で身体の重さも感じず、スタミナもパワーもあったことを、フライ級継続参戦の理由とした。 一方で、現地でバスタブでの緻密な温度調整からアルミの余熱発汗を含め、最新のコンディション作り、水抜き技術を経験した朝倉は、「水抜きの仕方がすごいデカかったなと思う。やっぱ今回、UFCファイターについている栄養士さんがいて本当に楽だった。世界と日本との減量の差をかなり感じた」と語り、「今回、5.1kg水抜きしたんだけど、それって実際、かなり少ない方らしくて、本当に多い選手だとフライ級でも9kgとか1日で水抜きする選手とかもいて、そんなやつらと戦うと、多分次の日には13、14kg増えてる。例えば1、2kgしか水抜きしませんでした、となると(試合当日に)増やせても4kgとか。そうなると10kg近い体重差になる。それでバンタムに上げたとしても、その水抜きの幅っていうのは今後、変えていかないといけない。ロシアやアゼルバイジャンの選手も(朝の)本計量当日カリカリになって、(午後の)公開計量の時には、もうボンッてデカくなってるのはそういうことかと。マジ、そこも戦いだよね、正直」と、フライ級の減量の手応えとともに、筋肉量を含め、今後、改善すべき点も見つかったとした。
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