抜群の肌触りと質感で定番ニットに大人の品を~服のプロが本気で選ぶ一軍服~
数あるワードローブの中から、つい手に取ってしまうほど愛用の「一軍服」をおしゃれのプロにご紹介いただく連載の第27回目。今回は、快適で心地よくありながら都会的な装いを提案する話題のブランド『conte』青山店の店長・石塚愛子さんから、お気に入りのアイテムを教えていただきます。 【画像一覧を見る】
上質な素材が作る美しいラインと着心地の良さ
「毎年この時期になると、カシミアのニットが気になります」と話す石塚さんが愛用するのは、〈カシミヤシルク スクエアネック ニット〉と〈カシミヤシルク クルーネックカーディガン〉です。 「ハイゲージの着やすさと、シルクのなめらかな素材感がお気に入り。チョコレートのような濃いめのブラウンも、今の気分にぴったりです」 定番の形だからこそこだわりたい質感やディテールが、大人世代にふさわしい仕上がりになっているそう。 「カシミヤ素材なので、薄くてもあたたかいです。ニットの1枚着はもちろん、前ボタンを全部留めたカーディガンをニット感覚で1枚着するのも好きですね。シルク混ならではの肌触りと上品な光沢も魅力です」 「袖口はぴたりとして動きやすく、スリットが手首が綺麗に見せてくれます。このスリットは『conte』の特徴で、ブレスレットや時計をちらりと覗かせてもいいですし、上から着けてもアクセントになって素敵ですよ」
着こなし1:ニットをボトムスにインしたアンサンブル
石塚さんのおすすめは、ニットをインしてカーディガンを掛けるさりげないアンサンブルスタイル。 「それぞれ1枚で着るのもいいですが、カーディガンを肩掛けすると、シンプルな形の表情がぐっと変わります。薄手なのでボトムスにインしてももたつかず、これからの季節は重ね着が楽しめますね」 ボトムスには今回のような茶系のほか、グレーや白も好相性なのだそう。 「エレガントな質感のスカートを合わせれば、カジュアルフォーマルな着こなしになり、会食などにも使えます。ロングスカートで縦のラインを作るといいですね」
着こなし2:ゴールドの華奢なネックレスをポイントに
デコルテにはゴールドの華奢なネックレスで、ほんのり煌めきをプラス。シンプルなスタイリングの中にも、大人らしいきちんと感が生まれます。 「繊細なデザインのネックレスなら、スクエアラインを生かしつつ、少し華やぎが感じられます。主張しすぎないので、オンにもオフにもぴったりな装いになりますよ」 conte 公式オンラインショップ: 公式インスタグラム:
取材・文/松永加奈
クウネル・サロン