これが森保ジャパン「対アジア最適解」のベストメンバーだ!
2026年の北中米W杯出場をかけたアジア最終予選がいよいよ9月5日にスタートする。直近のアジア杯で苦杯を喫し、課題が浮き彫りとなった森保ジャパン。悲願のW杯優勝へ向け、順調に第一歩を踏み出せるか!? 【写真】アウェーでのバーレーン戦を控える日本代表 ■前回大会は序盤3戦で1勝2敗 北中米W杯は史上初の3ヵ国(アメリカ・カナダ・メキシコ)共催大会だが、大きな特徴は参加国が前回大会までの32ヵ国から48ヵ国へと大幅増になること。アジア勢の出場枠も従来の4.5枠から8.5枠とほぼ倍増となるため、日本代表の8大会連続出場を楽観視する声も聞こえてくる。 とはいえ、日本代表はこれまで最終予選で格下と目されていたチームに足をすくわれ、厳しい状況に追い込まれた過去がある。 前回カタール大会の最終予選では、初戦のオマーン戦で黒星発進。さらに序盤3戦で1勝2敗と出遅れ、森保一監督の解任論も巻き起こった。それだけに、今回の最終予選に向けて、森保ジャパンが抱える課題を明確にしておく必要がある。 「前回、初戦でつまずいてしまった原因は3つある」と語るのは、スポーツライターのミムラユウスケ氏だ。 「ひとつ目はチームの完成度を高められないまま、最終予選に臨んでしまったこと。前回の最終予選初戦は2021年9月。東京五輪の直後でした。 自国開催ということで、森保監督がA代表と兼任するなど五輪への意気込みが強く、オーバーエイジを早めに五輪組に組み込み、逆にA代表は6月の代表期間でも新戦力のお試し程度しかできなかった。A代表組は明らかに消化不良で、選手からは不満の声も上がっていました」 ふたつ目はその東京五輪組へのシフトが遅れたことだ。 「あれだけ東京五輪にかけていたのなら、最終予選も最初から五輪組を抜擢すればよかったのに、森保監督はその英断ができなかった。 実際、第2戦の中国戦では五輪組の久保建英(レアル・ソシエダ)の先発起用が当たり、抜群の存在感でアシストも決めて勝利に貢献しました。森保監督としては経験豊富な選手たちで大事な初戦を落としたこともあり、W杯本大会では逆に、若い世代の伸びしろにかけたのだと思います」