J1福岡来季新監督に町田の金明輝ヘッド最有力 異例の降級からS級再取得で現場トップ復帰へ
J1アビスパ福岡の来季新監督として、同FC町田ゼルビアの金明輝（キン・ミョンヒ）ヘッドコーチ（43）が最有力となっていることが、3日までに分かった。 金氏は鳥栖の下部組織で指導者を始め、21年までトップチーム監督を務めた。退任後、指導時に複数のパワハラ行為があったと認定され、S級ライセンスからA級ジェネラルに異例の降級処分を受けた。23年に当時J2の町田で現場復帰し、並行して講習を受講し今年2月にS級を再取得。プロ初指導だった黒田監督の右腕として町田の初昇格を支え、J1でも優勝争いに導くなど指導力を発揮している。 福岡はこの日、柏レイソルに勝利して9位に浮上。今季3試合を残し、来季のJ1残留を決めた。すでに指揮5年目の長谷部茂利監督（53）の今季限りでの退任を発表している。 ◇金 明輝（キン・ミョンヒ）1981年（昭56）5月8日生まれ、兵庫県出身の43歳。韓国籍。初芝橋本高から2000年に市原（現千葉）でプロ入りし、J2富山などでDFとしてプレー。引退後の12年から鳥栖の下部組織やコーチを経て、18年終盤と19年途中から21年までトップチーム監督。23年から町田ヘッドコーチ。
