ハリス米副大統領、ウクライナのNATO加盟は将来検討-CBS
(ブルームバーグ): 米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は7日夜(日本時間8日午前)に放送されたCBSニュースの番組「60ミニッツ」で、自身が当選した場合、ウクライナが強く望んでいる北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持するかどうか言明を控えた。
一方で、「ウクライナは自国の将来について発言権を持たなければならない」と述べ、同国なしでロシアのプーチン大統領と戦争終結に向けた交渉に臨むことはないと語った。
ハリス氏はインタビューで、ウクライナの加盟を認めてNATOを拡大することを支持するかとの質問に対し、持ち上がってきた段階で取り組む問題の一つだと話した上で、「現時点では、ロシアによるいわれのない攻撃に対し、ウクライナが自国を防衛することができるよう支援している」と答えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻を終わらせる交渉の推進で有利な取引材料になるとみて、米国からNATO加盟の誘いを確保したい考えだ。
バイデン米政権はこれまでのところ、こうした誘いについて、ウクライナの防衛力や国内機関の強化を要する長期的な課題だとしているものの、バイデン、ゼレンスキー両氏らが参加して今週ドイツで開かれる会合で話題となる見通し。
原題:Harris Says She’ll Weigh Ukraine NATO Membership at Later Point、Harris Says Wouldn’t Negotiate End to War Without Ukraine: CBS(抜粋)
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Akayla Gardner