【多頭飼育崩壊】ゴミや排せつ物が部屋中に散乱、人は車内で生活…一見“普通の住宅”でなにが?
家に入ってすぐにあったのは、寝室もしくはリビングとみられる部屋。本棚やテレビなど、人が生活をしていた様子がうかがえるが、床一面に毛布やゴミが散乱し、足の踏み場がない状態になっていた。
4年前から猫の保護活動を行っている森下さんも、ここまで悲惨な現場は初めてだという。
「猫がかわいそう。この中でも生活している子(猫)がいるので、何年こんな生活していたんだろういと思いますよね。この子たち何にも悪いことしていないんですよね。一生懸命生きているだけなんですけど、ここしか知らないっていうのが本当にかわいそう。こんな状況で生まれてこの状況で死んいく・・・その繰り返しをずっとここで何年やっていたんだろうっていうのが正直あります」と、猫たちの状況に心を痛めた。
2階には家具やゴミが散乱し、床一面には数センチほどの猫の排泄物が積もっていた。我々が姿を見せると複数の猫が開きっぱなしの窓から外へ逃げてしまったが、屋根裏からは鳴き声が聞こえ、猫たちは主に2階や屋根裏で生活しているとみられている。
あまりの悲惨な状況に、言葉を失う森下さん。