立ち入り禁止の海上防波堤で釣り…海中転落で男性死亡 大柄だったため「仰向けにすることが精いっぱい」=静岡・御前崎市
2024年10月24日夜、静岡県御前崎市の海上に設置された防波堤で釣りをしていた男性が海に転落し死亡する事故がありました。防波堤は立ち入り禁止エリアでした。 10月24日午後9時すぎ、御前崎港の岸壁から約700メートルの海上に設置された防波堤で釣りをしていた男性が海に転落しました。 転落したのは、愛知県豊田市に住む55歳の男性で、御前崎海上保安署の職員などによって引き上げられましたが病院で死亡が確認されました。 男性は仲間3人とともに釣りを目的に港を訪れ、陸側からプレジャーボートを使い海上の防波堤に渡ったということです。 4人は防波堤の上で別々に釣りをしていましたが男性が何らかの理由で海に転落し、仲間の1人が波消ブロックの隙間でうつ伏せ状態で浮いている男性を見つけたということです。男性は救命胴衣を着用していませんでした。仲間は男性の引き上げを試みたものの、男性が大柄だったため「仰向けにすることが精いっぱい」だったことから救助要請をしたということです。 御前崎海上保安署はパトロールなど実施し、釣り客などへ立ち入り禁止エリアに入らないよう呼び掛けるとしています。
静岡放送