東北電、初任給2万2千円上げ 優秀人材確保へ「遜色ない水準」
東北電力と東北電力ネットワークは28日、2025年4月に入社する社員の初任給を最大2万2千円引き上げると発表した。新卒採用で優秀な人材を確保する狙い。記者会見した東北電の樋口康二郎社長は「人材の取り合いになっている。他社と遜色ないレベルまで上げた」と述べた。 高等専門学校卒は2万2千円増の22万1千円で、沖縄電力を除く大手電力9社で最高額。大卒は1万6千円増の24万円、高卒と短大卒はいずれも1万4千円増となる。労働組合との協議を経て正式決定する。 また、樋口氏は再稼働した女川原発(宮城県)2号機の営業運転について、順調に進めば12月26日ごろ開始すると明らかにした。