大谷翔平、ドジャースの強さとは?「層はやっぱり厚い、けが人が多い中カバーする力は相当高い」【WS前日会見・4】
大リーグのワールドシリーズが25日(日本時間26日)に開幕する。ヤンキースと対戦するドジャースの大谷翔平選手がロサンゼルスの本拠地で24日、取材対応した。大谷のブースは多数の取材陣に囲まれて混乱する人気ぶりだった。 一問一答の全文は次の通り。 ―舞台が上がれば最後を分けるのは気持ちだったり運だったりいや、技術だという人もいると思う。最後を分けるのは。 「それは全部もちろん必要。そこまで持っていく技術ももちろん必要だし、全てがそのときの状況次第かなと思う」 ―自分の知らない面が出てくるという言い方もある。今までそういうことが、その一つのシリーズとしてあったか、もしくは次のワールドシリーズで何かを期待するか。 「勝てばもうなんでもいいっていう状況なので。自分の状態がどうなっているかとか、まあ変な話、打てた打てないとか、それが有意義なアウトならオッケーじゃないかなと思う。逆に言えば、全て勝ったか負けたかで終わる」 ―ワールドシリーズは初めてだと思うが、2021年には実際に球場に行って、その時に感じた思いとか、悔しさは。 「ずっとテレビから見てる側だったので、どうなるのかなって逆に言えないですし、本当にそこを目指してやってきたとしか言えない」 ―ジャッジ選手の存在は? 「僕が言わなくても素晴らしい選手だっていうのは皆さんわかると思う。そういう歴代でもトップに入るような選手がこの時代にヤンキースという球団でプレーしているのは、野球選手、野球ファンの人からしたら、それだけで特別なこと。一ファンとして感謝したい。時代を代表してる選手と一緒にフィールドでプレーできるっていうことにまず感謝したい」 ―この4日間、球場に行くとか練習時間だったり、その野球とオフの切り替えは 「プレーオフをやってきたそういう熱量だったり、チームもそうだし、個人的にもそういう熱量をまず保ちながら休みを入れないといけないので、そこのバランス、実戦の感覚も含めて、そこをまず継続しながら休んでっていうのがちょっと特殊というか、難しかった」 ―昨日はケージに入ったか。 「昨日は打ってないですね。その前まではずっと打ってました。昨日はちょっとトレーニング、ピッチングの方の強化が強めだったので。球場には来ていました」 ―ロバーツ監督はどんな監督? 「楽しい人だなっていう。監督というか、人として。1対1の付き合いとして楽しい人だなっていうのは。あと、握手がすごい強いです」 ―ドジャースの強さはどういったところで感じますか。 「層はやっぱり厚いなと思います。それは戦力として見るなら、やっぱりけが人が多い中で出てきた選手、やっぱりカバーする力っていうのは相当高い。マイナーの組織から上がってきた若手の選手も高い目標を持って、しっかり育成がされている状態で上がってきてるなという印象を受ける。それに加えて、個々の、キケみたいな選手が出てなくても、やっぱりこうチームをシーズン中はサポートしてたし、逆に言えばポストシーズンにそういう選手が出た時に爆発力がある。全部のバランスは素晴らしい」(写真はAP)
中日スポーツ