年末年始、日並びで好調 ANAのハワイ過去最高
全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など国内の航空12社は1月6日、年末年始の利用実績を発表した。対象期間は2024年12月27日から1月5日までの10日間。今回の年末年始は日並びが良かったことから、各社とも堅調に推移。国際線は人気のハワイ路線が好調で、国際線は人気のハワイ路線が好調で、ANAは同路線として過去最多の旅客数を記録し、JALは東アジア路線を中心に全方面で前年を上回る旅客数となった。 【画像】年末年始の実績一覧 12社の発表値を合計すると、旅客数は国際線が前年同期比24.8%増の65万5884人、国内線は11.3%増の347万2788人。提供座席数は国際線が15.7%増の75万858席で、国内線は6.8%増の407万9870席となった。12社平均のロードファクター(座席利用率、L/F)は国際線が6.4ポイント上昇し87.4%、国内線は3.5ポイント上昇し85.1%だった。 ◆ANA ANAの旅客数は、国際線が前年同期比17.3%増の24万9381人で、国内線が19.5%増の149万3942人。提供座席数は国際線が8.2%増の28万9039席で、国内線は12.1%増の178万2370席となった。L/Fは国際線が6.7ポイント上昇し86.3%、国内線は5.2ポイント上昇し83.8%だった。 国際線の方面別では、ハワイ線の旅客数が前年同期比6.5%増の2万3551人で、コロナ前を含め過去最多を記録。このほか、欧州線が53.2%増の2万2126人で堅調に推移した。 期間中のピークは、国際線は下り(日本発)が1月5日(91.5%)、上り(日本着)は4日(92.2%)。国内線は下りが12月28日(93.6%)、上りは1月4日(94.8%)が最も高い値となった。 ◆JAL JALグループの旅客数は、国際線が前年同期比24.4%増の22万6515人で、国内線は11.5%増の112万5313人。提供座席数は、国際線が12.0%増の25万7627席、国内線は5.7%増の131万6400席となった。L/Fは国際線が8.8ポイント上昇し87.9%、国内線は4.5ポイント上昇の85.5%だった。 国際線の旅客数は全方面で前年同期を上回った。方面別では東アジア路線が特に好調で、前年同期比47.1%増の6万9544人となった。人気のハワイ・グアム路線は、6.4%増の2万1978人が利用した。 期間中のピークは、国際線は下り(日本発)が12月28日(93.4%)、上り(日本着)1月4日(93.2%)。国内線は下りが12月28日(95.6%)、上りは1月4日(95.8%)が最も高い値となった。 ◆スカイマーク スカイマークの旅客数は、国内線が前年同期比0.7%増の23万78人、提供座席数は3.8%増の27万2580席。L/Fは2.6ポイント低下し84.4%だった。国際線は運休が続いている。 搭乗日別の国内線L/Fは、下りが12月28日(94.9%)、上りは1月4日(96.1%)が最も高い値となった。
Yusuke KOHASE