今季無得点のベリンガム、攻撃面でのさらなる活躍&存在感を求める…アンチェロッティはよりゴールを狙える起用法を約束
今季ノーゴールが続くレアル・マドリーMFジュード・ベリンガムは、より攻撃面で存在感を増すことを希望しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 ベリンガムはレアル・マドリーに加入した昨季、FWカリム・ベンゼマが退団した同チームの得点力を補うような活躍を披露。とりわけシーズン序盤にゴールを量産してマドリーのスタートダッシュを助けると、最終的にはヴィニシウスの公式戦24得点に次ぐ23得点を記録した。 だが今季、ベリンガムは公式戦15試合を終えていまだノーゴールのままだ。その最たる理由に挙げられるのは、FWキリアン・エンバペ加入の影響により、カルロ・アンチェロッティ監督が使用システムをベリンガムをトップ下とする中盤ダイヤモンドの4-4-2から4-3-3に変更したため。イングランド代表MFはエンバペ&ヴィニシウスと同サイドとなる左インサイドハーフを主なポジションとして、ペナルティーエリアにはあまり近づけず、守備に奔走する状況が続いている。 『マルカ』によれば、いつもチームのことを第一に考えているベリンガムではあるが、現状に完全に満足しているわけではないようで、攻撃面でも重要な役割を担うことも求めているという。昨季のバロンドール3位に輝いた同選手は、「道の途中で置いてきてしまった称賛」を取り戻す意欲を持っているとのことだ。 『マルカ』曰く、アンチェロッティ監督はすでにベリンガムとこの件について話し合い、今後はよりゴールを狙える使い方をすることを約束した模様。ただし負傷者も続出している状況で、今季ここまでに見せてきた団結心、犠牲の精神も変わらず必要であることも説いたという。なおイタリア人指揮官は、ベリンガムがよりゴール前に飛び出せるよう配慮してか、ここ最近は右サイドで起用することが増えていた。 レアル・マドリーの次戦はチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第4節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのミラン戦。ベリンガムがこのビッグマッチで、今季初ゴールを決めることへの期待が高まっている。