ガザ中部の難民キャンプ爆撃 死者94人 負傷者400人超
ガザ、パレスチナ自治区、6月10日 (AP) ― イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ中央部に対する攻撃が激化するなか、同軍は6月8日、ヌセイラトの難民キャンプを空爆した。 アル・アクサ殉教者病院に運ばれたこの空爆による死者の数は少なくとも94人に達し、重軽傷者の数は400人を超えた。 アル・アクサ殉教者病院は、同病院の運営を継続させるために、医療必需品と発電機を緊急に供給するよう、国際社会と国連機関に対し緊急アピールを行った。 目撃者によると、イスラエルは、ガザ中央部のヌセイラト難民キャンプの東と北西から軍用車両を侵入させ、これと前後して同地区中央部を標的とした空襲を行ったという。 イスラエル軍の砲爆撃は同難民キャンプの周辺一帯に対して行われ、黒煙が病的となった建物から立ち上った。 また、別の目撃者によると、ガザ中央部とヌセイラト難民キャンプ北部で、イスラエル軍部隊とハマス戦闘員の間で激しい戦闘が発生したという。 イスラエル国防軍は8日、同難民キャンプに対して「大規模で前例のない攻撃」を行ったことを確認した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)