家計に優しい「もやし」を大満足のメインに!管理栄養士の2レシピ
管理栄養士ライターの川越光笑(あきえ)です。食品高騰の中、お財布も節約モードになっている方も多いはず。そんな時は、安定的に安く購入できる「もやし」を活用しませんか? 一見するとメイン料理になりにくいと思われがちですが、ちょっとした工夫でボリューム満点になるもやし料理を教えます。 【写真14枚】満足感のある「もやし料理」肉みそ温玉のっけ&肉なし究極の節約もやし炒めの作り方を写真で見る!
もやしには、疲労を回復させる効果も
一般的に流通されている「もやし」は、アルファルファもやし・大豆もやし・ブラックマッペもやし・緑豆もやしです。 主流の生もやし(緑豆)は100g当たり15kcal程度と低カロリーのため栄養素が少ないと思われがち。ですが、カルシウム・葉酸・カリウム・ビタミン・食物繊維などバランスよく含まれています。特筆すべきは、アスパラギン酸が含まれていること。アスパラギン酸は疲労回復効果があると期待され、栄養ドリンクなどにも入っている成分です。
冷蔵保存でシャキシャキに!
せっかく安く購入したのに、もやしを腐らせてしまった……。という経験はありませんか? もやしは水分が多いため袋ごと冷蔵保存していると下の方から傷みはじめます。すぐに使わない時は、水を注いだ容器に入れ替えて冷蔵保存すること。 1日1回、清潔な水に変えるだけで6日ほど保存可能。シャキシャキの食感も残すことができますよ。
もやしをメイン料理に使うコツは?
淡白な味わいなので、例えば茹でるだけのような調理法では物足りなさを感じるかもしれません。 メイン料理にするには、ほんの少し工夫が必要なんです。ポイントは、“下味”をつけたり、“歯ごたえのある食材”と合わせること。ひと手間で肉ありでも肉なしでも満足感のあるもやし料理を作ることができます。 では、さっそく作っていきましょう!
レシピ1:肉みそ温玉のっけ
普段の肉みそにザーサイを加えて食感をプラスし、茹でたもやしには、塩とこしょう、ごま油で下味をつけています。食べる直前に温泉卵をパカッとのっけて。パクチーが苦手でない方は、たっぷりのせるとアジア風になって美味しいです。 ♦️材料(2人分) もやし・・・1袋 温泉卵・・・1個 <下味用> 塩、こしょう・・・各少々 ごま油・・・大さじ1/2 <肉みそ> 豚ひき肉・・・約200g ザーサイ(塩抜きが必要な場合はしておく)・・・約50g 麦みそ(好みのみそで)・・・大さじ1 みりん・・・大さじ1 酒・・・大さじ1 砂糖・・・小さじ1/2 しょうゆ・・・小さじ1/3 パクチー(好みで)・・・適量 ♦️作り方 (1)もやしは2分ほどさっと茹でて水にさらして水けをしぼり、塩とこしょう、ごま油で下味をつけておく。 (2)ザーサイはみじん切りにし、パクチーは大きめに刻んでおく。 (3)肉みそを作る。フライパンに油をひかずに豚ひき肉を入れて火にかけ、かたまりを残しながら加熱する。 (4)肉の色が変わったら調味料を合わせて入れ、水分がなくなるまで煮詰める。 (5)器に(1)、(4)の順に盛り、周りにパクチーを散らして温泉卵をのせる。卵をくずしながら、召し上がれ!