ネットは五輪開会式に「カザフの“お姫様”旗手」「ピクトグラムを演じたのは誰?」など5つの話題で沸騰も評価は賛否真っ二つ!
1824台のドローンを夜空に舞わせ、五輪のエンブレムから地球の形に変化する幻想的なシーンをハイテクで作った演出と対照的でなおさら、話題となった。 また多くの著名人も開会式に華を添えた。君が代をMISIAが歌い、俳優でダンサーの森山未來、女優の真矢ミキ、タレントの劇団ひとりら著名人が随所に登場。歌舞伎役者の市川海老蔵と、ジャズピアニストの上原ひろみが異色のコラボ。海老蔵が「見得」を切った。 またお笑い芸人のなだぎ武がテレビのレポーター役で出てきたシーンなども、SNSでは、めざとく見つけられ話題になった。 ただロンドン五輪では007シリーズで有名なダニエル・クレイグが出演したが、日本を代表する国際派俳優である渡辺謙が起用されなかったことに「なぜ?」との声も聞かれた。 注目の最終聖火ランナーについては賛否が飛び交った。 まず最初に吉田沙保里氏と野村忠宏氏の五輪3連覇コンビが揃って現れ、次に長嶋茂雄氏、王貞治氏、松井秀喜氏の国民栄誉賞を受賞した野球界のレジェンド3人にリレーした。長嶋氏はアテネ五輪の監督に就任していたが、予選を勝ち抜いた後に脳梗塞で倒れ、本番は中畑清氏が代行として指揮を執った。その後、ミスタージャイアンツは、長いリハビリ生活を余儀なくされたが、この日は、愛弟子の“ゴジラ松井”に支えられながら、一歩、一歩、懸命に前へ進み医療従事者の2人に聖火をつないだ。そのシーンは多くの視聴者の心を打った。アトランタ五輪では、パーキンソン病に苦しむモハメド・アリ氏が震える手で聖火を点灯して世界中を感動させたが、ミスターも、また世界に勇気を与えた。 聖火は夏冬両方のパラリンピックで7つのメダルを持ち、今大会もトライアスロンで出場する土田和歌子につながれ、東日本大震災の被災地、岩手、宮城、福島の子供たちから、最終ランナーの大坂なおみが、受け継いだ。ピンクのドレッドヘアで登場。富士山をモチーフにした階段を上り、太陽をイメージした球体が花のように開くと銀色に輝く聖火台に灯をともした。デザインは世界的なデザイナーの佐藤オオキ氏。環境を考慮し燃料には初めて水素が用いられている。 開会式後に大坂は、ツイッターにて英語で最終聖火ランナーを務めた心境を投稿した。 「間違いなく私がこれまでに経験したことのない最高の名誉と成果です。 今の気持ちを表す言葉はありませんが、感謝の気持ちでいっぱいです。愛してる。皆さんありがとうございます」 ハートマークと点火の瞬間の動画を併せて投稿した。