夫の手取りは23万円で小遣いを「月3万円」渡していますが足りないと言われました。収入に対して何割くらいの小遣いが妥当でしょうか?
夫から「お小遣いが足りない」と言われて困っている方もいるのではないでしょうか。 子どもの教育費や住宅ローンの返済、老後の生活費の貯金などを考えると、夫のお小遣いを言われるがままに増やせないと考える方もいるでしょう。 本記事では、手取り月収23万円の家庭の場合、夫に渡すお小遣いはいくらが適切であるか考察します。一般的なお小遣いの割合や、収入に対する適切なお小遣い額の設定方法についても説明します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
男性会社員のお小遣い平均額
株式会社SBI新生銀行が、20代から50代の有職者の男女約2700名を対象に実施した「2024年会社員のお小遣い調査」によると、男性会社員の毎月のお小遣い平均額は3万9081円です。昨年に比べて1477円減少し、4万円を下回る結果になりました。 ライフステージ別で見た毎月のお小遣い平均額は、未婚の男性会社員が最も高く4万5779円です。子どもがいる世帯では、毎月のお小遣い平均額は3万1000円台~3万3000円台と、やや低い結果となっています。 単身世帯に比べて、子育てや教育費用の家計への負担がかかるためと考えられます。子どもがいる世帯のお小遣い平均額と比べても、月3万円のお小遣いはほとんど平均水準といえるでしょう。
お小遣いの使い道
男性は、お小遣いをいったい何に使うことが多いのでしょうか。同調査によると、男性会社員のお小遣いの使い道のトップは昼食代、2位が携帯電話代、3位が趣味の費用という結果がでています。 毎月の平均必要額は昼食代が9475円、携帯電話代が5880円、趣味の費用が1万3490円と、お小遣いの使い道上位3項目の合計だけで、2万8845円が必要です。会社の飲み会代や車関係・ガソリン代などを考えると、月3万円のお小遣いでは足りない方もいるかもしれません。
お小遣い額の一般的な割合
世帯月収に対するお小遣い額の割合は、10~20%が一般的といわれています。お小遣い額の割合は、貯蓄目標に合わせて設定しましょう。 例えば「子どもの教育費を貯めたい」「住宅購入費用の頭金を用意したい」などの目標がある場合には、支出を抑えるために、お小遣いは収入の10%に設定するとよいかもしれません。