夫の手取りは23万円で小遣いを「月3万円」渡していますが足りないと言われました。収入に対して何割くらいの小遣いが妥当でしょうか?
収入に合ったお小遣い額の設定方法
世帯の手取り月収に10~20%をかけた金額が、収入に合った毎月のお小遣い額となります。手取り月収23万円であれば、お小遣いは月2万3000円~4万6000円が適切と考えられます。なお、収入源が夫の給料のみの場合は、夫婦でのお小遣い額になるため注意が必要です。 夫婦のお小遣いの割合は、お互いが納得いくまで話し合うことが大切です。共働き世帯であれば、夫婦で折半でもいいでしょう。 しかし、夫のみが働いている場合に、夫婦で同じお小遣いの割合にしてしまうと「働いているのは自分なのに、どうして同じお小遣い額なんだ」と夫が不満に思う可能性があります。夫婦で十分にすり合わせをして、お互いが納得できる割合を決定しましょう。
お小遣いのやりくり術
収入に加え、教育費や将来のために必要となる貯蓄を考えると、今以上に夫のお小遣いを増やすのは厳しいという家庭もあるかもしれません。お小遣いのやりくり術や足りないときの対策方法を提案するのも一つの手です。 前述した株式会社SBI新生銀行の調査によると、男性会社員におけるお小遣いのやりくり実施率は77.8%と、多くの方が工夫してやりくりしていることが分かります。具体的には「昼食代を安くする」「水筒を持参する」「外で飲む回数を減らす」などがあります。 また、お小遣い不足に直面した際に男性会社員がとる対応は「使わずに我慢する」が突出して多い結果となりました。ほかには「ポイントで買い物をする」「預貯金を取り崩す」「家計から捻出する」が続き、手持ちのお金で対応するケースが多いようです。 やりくり術や収入に合ったお小遣い額の設定方法を参考に、夫婦で話し合って納得がいくお小遣い額を決めてみてはいかがでしょうか。 出典 株式会社SBI新生銀行 2024年会社員のお小遣い調査」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部