職場にいる「うまく手を抜く人」と「手を抜くのが下手な人」たった1つの決定的な差とは?
どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「うまく出世していく人の特徴」についてお伝えする。 ● 「うまく手を抜く」人の特徴 あなたは仕事で手を抜いたことはありますか。 サラリーマン人生を40年間いっさい手を抜かず仕事をやり抜くなんてことは普通に考えれば無理な話です。 人にはやる気の波があります。仕事ができる人はこのやる気の波をコントロールして「うまく」手を抜いています。これが出来るかできないかで周りからのあなたの評価も変わっていきます。 今回は、どうしたら「うまく」手を抜けるのか、それによってどんなメリットがあるのか解説します。
● 「あの人、手を抜いているな」とバレる時 あなたは、日常的に意識して仕事で手を抜いたことがあるでしょうか。 この質問に対しては多くの人はNoと答えるかと思います。 では、やる気がどうしても出ない時に仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことはあるでしょうか。 これに対してはYesと答える方が多いと思います。 では、このどうしても仕事のやる気が出なくてパフォーマンスが落ちている時、他人からはどう見えているでしょうか。実はこういった「やる気が出ていない時」は他人から見たら手を抜いているように見えてしまうのです。これは自分が意図している、いないは関係ありません。 こういった人は「手を抜くのが下手な人」と言えるでしょう。 ● 「評価する人がいる時」に力を入れよう 仕事ができる人は、この手を抜いているように見えるタイミングを意識的にコントロールすることがとてもうまいです。例えば、次の2つだとどちらがより簡単そうでしょうか。 ・就業時間の7時間半いっさい手を抜かずに仕事をする。 ・就業時間のうち「上司が会社にいる午前中の10時から11時までの1時間だけ頑張る 後者の方が簡単そうに感じますよね。 このようなマインドを持って仕事をすることができると、仕事にメリハリが生まれるだけでなく、周りからの評価を高めることが可能です。 ● 会社は「実直で誠実な人」ばかりではない もしかすると、これを読んで自分にはこんなことはできないと思う方もいるかもしれません。 ただここで意識して欲しいのは、「今回紹介したようなマインドで仕事をしている人」があなたの周りにもいて、場合によってはあなたの評価上のライバルになっているかもしれないということです。 会社は実直で誠実な人ばかりではありません。うまく評価だけを取ろうとする人もたくさんいます。そんな人達のせいで自分が割を食うなんて意味がわからないですよね。 これからまだまだ続くサラリーマン人生を少しでも快適に過ごすためにも、少しずつでもいいのでコスパを意識した働き方に変えていきましょう。 (本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』の著者による書き下ろし特別な原稿です)
たこす