2024年のベストバイガジェット5選 リング付きMagSafeモバイルバッテリーに大満足
(2)久しぶりに買い替えた「Apple Watch Series 10」
長らく買い替えていなかった製品としては、Apple Watchシリーズもそうだ。ここ数年の新機能には特にピンと来ていなかったので、新機種に手を出さず、「Series 4」(2018年発売)と「Series 6」(2020年)を併用し続けていた。ただし、前者はついにOSのサポート期間が終了してしまう。 そんなタイミングでナンバリングが「10」の節目を迎えた「Apple Watch Series 10」が発売された。数世代に一度のボディーデザインが刷新されるタイミングでもあり、一部の文字盤で秒針の常時表示対応などもあった。これは新鮮な気持ちで使えそうだと思って購入した。価格は5万9800円からだが、最小構成で問題ないだろう。 ただし、慣れ親しんだ「シルバー」を選んだが、あとで新色の「ジェットブラック」にしておけば良かったとは後悔した。個人的には後者の方が出来がよいと思う。 使っていて良かったと思うポイントは、充電速度がとても速くなったことだ。家事や入浴の合間に充電器にセットしておくだけで、終日の運用が苦ではなくなった。新OSの目玉機能の1つである「バイタル」アプリでは、就寝時の着用が必要になるので、こうした特徴とも相性が良いだろう。 もし、長く新モデルを買い渋ってきたApple Watchユーザーがいれば、買い替えるのに悪くないタイミングであることを伝えたい。
(3)小型ポータブル電源「Anker Solix C300 Portable Power Station」
趣味という視点では、小型のポータブル電源(ポタ電)を購入したのが個人的な大冒険であった。個人的に2024年には、本格的にアウトドアグッズを買いそろえ、キャンプ場などで過ごす時間が増えたため、屋外で長時間仕事をするためにノートPCの充電をしたり、冬に電気毛布などの機器を使ったりしたいという気持ちが芽生えていた。 ただし、中型~大型のポタ電となると、10万円を超えることも珍しくない。さらに自宅での収納場所を確保しなくてはという問題も出てくる。 一方で、ここ数年で良い製品が増えていたのが2~3万円台の小型のポータブル電源だった。こうした製品は定格出力こそ低いので、例えば電気ケトルやドライヤーなどを使うことはできない。しかし、入門機としては最適だ。 いくつかの製品を比較した上で、手持ちに加えて肩掛けができる「Anker Solix C300 Portable Power Station」をチョイスした。価格は3万4990円だった。 同製品は、同価格帯の製品群の中では、コンセントやUSB Type-Cを含めて、ポート数が充実していること、充電速度が速く、将来的にソーラーパネルの拡張などにも対応できることなどが魅力的だった。 ちなみに、LEDライトも備えており、ちょっとした停電時などの対策グッズとしても役立つ。「ポタ電が欲しいけれども、価格がなぁ……」と思ったことがある方はチェックしてみると良いだろう。