世界トーナメント査定試合に出場の中野椋太がタイトル戦への格上げアピール。内定の白鳥は原口健飛へのライバル心むき出し【RISE】
RISEスーパーライト級4位の麻火佑太郎(PHOENIX)は現RISE世界スーパーライト級王者のチャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)と対戦する。 麻火は今年4月には「ONE Friday Fights」でムエタイのレジェンド、セクサン・オー・クワンムアン(タイ)に勝利を収める大番狂わせ。凱旋試合となった7月26日の後楽園大会ではフランクちゃんに失神KO勝ちを収め、試合後のマイクではチャド・コリンズ、イ・ソンヒョンといった強豪との査定試合での対戦をアピールしていた。 麻火は「RISEの世界王者で、今、RISEで戦える相手でこれ以上の選手はいないと思っているので、僕のすべてをかけて勝ちたい。誰よりも僕が僕自身に期待しているので、最高の勝ち方をしてくれるんじゃないかと客観的にも思っている。しっかり勝って12月に挑みたい」と語った。 試合については「技のバリエーションは僕のほうが多いと思っている。チャド・コリンズ選手の強みはフィジカルとか長い手足からの同じようなパターンで倒している試合が多い。そういった中で僕はチャド選手より適応力などはあると思うし、今まで負けてきた日本人とは違うスタイルなので、そこに自分は自信を持っている。だからこそ僕が勝てると思っている。全局面で圧倒したいが、海外の選手ならではの体の強さでは勝てないと思うので、それ以外の部分でしっかりと倒しに行きたい」と冷静に分析した。
また会見には7月の後楽園大会でファーパヤップ・GRABS(タイ/GRABS)との対戦が発表されている白鳥大珠(TEAM TEPPEN)も登壇。白鳥はトーナメントへの参加は内定してはいるものの、伊藤隆代表が「内定しているが内容が問われる試合になる」と言うように、ここで無様な敗戦をしようものなら取り消しもありうるだけに“逆査定マッチ”ともいえる試合となる。 白鳥は「相手はタイ人のサウスポーということで、いずれ僕がやることになるであろうペッチを仮想して今回は戦いたい。原口君が先日、GLORYのタイトル戦で負けてしまったんですが、俺もGLORYで戦いたいと思っているし、12月もありますが、そこでやりたい選手もいる。自分が今後、世界で戦っていくために今回は内容が問われる。1Rでぶっ倒します」と試合への思いを語ったうえで「で、ずっと原口君になめられていると思っている。ずっとなめられているのはむかつくんで、今回はきっちり勝ちます。そして12月につなげます」などと原口へのライバル心をむき出しにした。原口健飛は7月20日にオランダでペットパノムルン・キャットムーカオの持つGLORYフェザー級(-65キロ)王座に挑むも完敗。3連敗となっている。