韓国特殊部隊司令官、戒厳令巡る国会突入は前国防相の命令と訴え
Hyunsu Yim Ju-min Park [ソウル 9日 ロイター] - 韓国で先週、戒厳令が宣言された後に国会に突入した特殊部隊の司令官は9日、戒厳令の解除を求める動議の採決を阻止するために議員が議場に入ることを妨害するよう命じられたと明らかにした。 第707特殊任務団司令官のキム・ヒョンテ大佐は記者団に対し、部隊の国会突入の全責任は自分にあるとしながらも、自身は国防相の命令で行動していたと主張した。 「われわれは皆、金龍顕前国防相に利用された被害者だ。部隊員に罪はない。彼らの唯一の罪は司令官の命令に従ったことだ」と訴えた。 金前国防相は8日、戒厳令の発令と国会への軍動員命令を巡る役割に関連し拘束された。 尹錫悦大統領は3日に戒厳令を宣言したが、国会が阻止に動き、数時間後に解除を余儀なくされた。