疲労回復や美肌、腸内環境の改善に。甘酒の健康効果と簡単な作り方、活用レシピ【発酵食大図鑑】
[市販品いろいろ]
甘酒は発酵による甘味を楽しむ飲み物ですが、濃度、口当たり、味は多様です。米や米麹の種類、量、使っている水で味わいが変わり、粒感なども異なるので、いろいろ試してみてもいいのでは。原料が米と麹または麹だけで、他のものが添加されていないものを。
(賢い摂り方)
●1日200ml程度を毎日 1日200mlくらいを目安に毎日飲むのがおすすめです。朝食に一杯の甘酒を飲めば、一日元気に過ごせるはず。疲れたなと感じた時に飲むというのもいい方法。効果抜群なので、スポーツや試験の前など、体や脳を使う時のエネルギーチャージにもなります。 ●下ごしらえや調味料に 麹が生んだ消化酵素を活用するなら下ごしらえや調味料として活用するのもいい方法。肉や魚を漬けて柔らかくしたり、野菜を漬けて甘味を足すのもいい。刺し身にからめたり、ドレッシングに加えるのも実はおいしい食べ方です。いずれも旨みと甘味、消化をよくする効果が感じられます。
(気をつけたいこと) 甘酒は糖分なので、体にいいからと飲みすぎれば肥満の元になります。吸収がいいので、大量に一気飲みすると血糖値の急上昇を招くことも。血糖値が気になる人は、数回に分けて飲みましょう。お茶などで割ると少量でも満足。 (おすすめ献立) 朝食に甘酒&フルーツはいい組み合わせ。ビタミンと食物繊維が補えます。砂糖の代わりに甘酒を味つけに使うとヘルシー。無理なく効果が得られます。アレンジドリンクでティータイムにすれば、砂糖を使った甘い物を控えることも。
炊飯器の保温で
簡単な温度管理で、失敗なく作れるレシピです。 【材料(作りやすい分量)】 米麹 …… 200g おかゆ …… 米1合分 水 …… 400~900ml 【作り方】 1.おかゆは米1合に対し、水750mlくらいで炊き、炊飯器に入れて水を加え、55~60度くらいまで冷ます。 2.ほぐした米麹を加えてよく混ぜ、炊飯器の保温機能を使って50~60度を保つ。完全に蓋をすると温度が高すぎる場合は、蓋を開けてふきんなどをかけておいてもいい。 3.8時間ほどおいて、しっかり甘くなっていればできあがり。冷蔵庫で保存する。