疲労回復や美肌、腸内環境の改善に。甘酒の健康効果と簡単な作り方、活用レシピ【発酵食大図鑑】
スープジャーで手軽に作る
温めたスープジャーに温かいご飯80gと65度の湯160ml、ほぐした米麹80gを加えて冷めないようにきっちり蓋をする。8時間程度で甘酒に。甘味が足りない場合は少量の湯を足してさらに保温。
Cooking idea|健康効果アップ変わり甘酒!
[くこ甘酒] できあがった甘酒が温かいうちに、乾燥の枸杞子を好みの量加え、柔らかくする。食べる甘酒として楽しむと、漢方の生薬でもあるくこの滋養強壮効果をプラスできる。
[柑橘甘酒] 甘酒のできあがり直前に、房から取り出したオレンジや甘夏などの柑橘を加え、そのまま冷ます。柑橘類の香りとビタミンがプラスされ、さわやかな味わい。季節の果物を使っても。
[黒米甘酒] 古代米として健康効果が知られる黒米を加えた黒米ご飯を使ってつくる甘酒。アントシアニンという黒米の色素には高い抗酸化効果がある。
[さつまいも甘酒] 米の代わりにゆでて潰したさつまいもを使った甘酒。米同様に60度の湯と米麹を加えて8時間発酵。冷まして飲むとレジスタントスターチ効果も。
Cooking idea
鮭の甘酒漬け 鮭の切り身を保存袋に入れ、鮭1切れに甘酒大さじ1程度を加える。よくなじませて空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で一晩くらい漬ける。甘酒をこそげ落としてグリルなどで焼く。魚は何でもOK。豚肉や鶏肉も合う。
大根のべったら漬け風 大根は3~5mm厚さに切って保存袋に入れ、全体になじむ程度の甘酒を加え、冷蔵庫で2~3時間漬ける。2~3日保存できる。きゅうり、にんじん、みょうが、キャベツなどもおいしい。
撮影・青木和義、黒川ひろみ 文・韮澤恵理
『Dr.クロワッサン 強い腸をつくる、発酵食の摂り方大百科。』(2021年2月18日発行)より。
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