いま世界で最も稼いでいるのは? 欧州サッカー選手、最新年俸ランキング1~10位。1位はフレンキー・デ・ヨング
4位:ハリー・ケイン(イングランド代表) 生年月日:1993年7月28日 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 推定年俸:2500万ユーロ(約39.9億円) 23/24リーグ戦成績:32試合36得点8アシスト バイエルン・ミュンヘンでも圧倒的な得点力を示しているハリー・ケインが、年俸ランキングで4位にランクインした。 下部組織から在籍していたトッテナム・ホットスパーを離れ、ケインがドイツに新天地を求めたのは2023年8月のことだった。30歳を迎えたばかりのタイミングでスタートさせた新たな挑戦は、ブンデスリーガの32試合で36得点8アシストという文句のつけようがない結果となったトッテナムで公式戦通算435試合に出場して280得点61アシストを積み上げた男にとって、舞台の違いは何の障害にもならなかった。 バイエルンとの契約内容も驚異的だった。まずは契約年数。通常バイエルンは所属する30代の選手に対して契約更新の打診をする場合は1年間の契約期間延長を提示していくスタンスを取っているが、ケインに提示したのは4年契約だった。新契約のため、必ずしも契約更新と同列に語れないものの、バイエルンがケインを高く評価していることがうかがえる。 次に年俸だ。ケインが受け取っている推定年俸は2500万ユーロ(約39.9億円)だが、これはクラブ内の最高額となっている。30代になった選手へ支払われる年俸額と考えると、健全経営の鏡のようなバイエルンにしては大盤振る舞いだと言える。 バイエルンの新たな背番号「9」はベテランの域に達した今もなお高い評価を受け、それに結果で応えている。
3位:キリアン・エンバペ(フランス代表) 生年月日:1998年12月20日 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン) 推定年俸:3120万ユーロ(約49.8億円) 23/24リーグ戦成績:29試合27得点7アシスト 欧州クラブ選手の年俸ランキングもついにトップ3。念願叶ってレアル・マドリード加入を果たしたキリアン・エンバペが、推定年俸3120万ユーロ(約49.8億円)で3位となった。 ASモナコで見せた鮮烈なインパクト、パリ・サンジェルマン(以下PSG)で示した圧倒的な存在感――。エンバペはもはやフランスという器には収まりきらないレベルに達している。PSGにおける通算成績は、公式戦308試合で256得点108アシストと桁違いの数字。今年6月にはリーグ・アンに別れを告げ、長年噂されてきたレアル・マドリードへの移籍がついに完了した。 アーリング・ハーランドと同様に若くして超高額な年俸を稼いでいるエンバペも説明不要の大スターだが、25歳という年齢に相応の可愛らしい一面も持ち合わせている。 エンバペの愛称は“ドナテロ”。その理由は、アメリカのアニメ『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』に登場する同名のキャラクターに由来する。顔が似ているとしてフランス代表とPSG時代の同僚であるプレスネル・キンペンベから命名されると、自身も2019年9月にPSGのクラブ公式YouTube内でお気に入りのタートルズメンバーを聞かれた際に「ドナテロ。僕のニックネームだからね」と笑顔で答えている。 本家キャラクターはタートルズメンバーの中で最も非力とされているが、サッカー界のドナテロは爆発的なスピードと強靭なフィジカル、抜群の決定力でこれからもゴールを量産していくだろう。