いま世界で最も稼いでいるのは? 欧州サッカー選手、最新年俸ランキング1~10位。1位はフレンキー・デ・ヨング
8位:ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(セルビア代表) 生年月日:2000年1月28日 所属クラブ:ユベントス(イタリア) 推定年俸:2220万ユーロ(約35.4億円) 23/24リーグ戦成績:33試合16得点3アシスト ユベントスで4シーズン目を迎えるドゥシャン・ヴラホヴィッチが、年俸ランキングで8位に入っている。 2022年1月のユベントス加入時、ヴラホヴィッチは背番号「7」を与えられた。直近のシーズンまでクリスティアーノ・ロナウドが着用していた背番号を受け継いだことからも、当時クラブが抱いていた熱量の高さがうかがえる(2022/23シーズンから背番号「9」を着用)。 そんなヴラホヴィッチが受け取る年俸は2220万ユーロ(約35.4億円)。これはユベントスで最も高い金額であり、2位のヴォイチェフ・シュチェスニーとは1000万ユーロ(約16億円)以上の差がついている。 それでも、指揮官からの期待度は大きい。今年7月にイタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えたところによると、今シーズンからユベントスを率いるチアゴ・モッタ新監督は「このチームにおける重要な選手」とヴラホヴィッチを高く評価した。 “セルビア産の大砲”がシーズン閉幕の来年6月に年俸ランキング上位進出を果たしているとすれば、それはユベントスで真価を発揮してタイトル獲得に大きく貢献した時に他ならない。
7位:ダビド・アラバ(オーストリア代表) 生年月日:1992年6月24日 所属クラブ:レアル・マドリード 推定年俸:2250万ユーロ(約36億円) 23/24リーグ戦成績:14試合0得点1アシスト レアル・マドリードに所属するダビド・アラバが、推定年俸2250万ユーロ(約36億円)で7位となっている。 アラバの存在が広く世界中に知られるようになったのは、下部組織から在籍していたバイエルン・ミュンヘン時代だ。2010年1月にトップチームへ昇格すると、2011/12シーズン頃からレギュラーに定着。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下では中盤化するサイドバック(偽サイドバック)の動きを習得し、プレーの幅を劇的に広げた。 2021年5月にはレアル・マドリードと契約。ラ・リーガのみならず、UEFAチャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップといったビッグタイトルを獲得した。2023/24シーズンは左膝前十字靭帯断裂の影響で14試合の出場に留まったが、怪我が癒えれば再びチームの重要な戦力となるのは間違いない。 アラバの進化への飽くなき欲求を表す発言がある。バイエルンを離れる際、アラバは退団理由について「人は成長するために『安定した場所』を離れなければならない」(2021年5月 スペイン紙『マルカ』)と説明した。現状に満足せず、常に上を目指し続ける姿勢が、アラバの華麗なキャリアを下支えしている。 巨額の年俸を稼ぐようになっても、慢心とは一切無縁――。果たして、アラバはどこまで自身の価値を高めていくのだろうか。