大阪府営公園の4プールオープンへ 吉村知事「外に出て体を動かすことも非常に大切」
海水浴場は中止、知事は「各市町の判断を尊重したい」
また、会見で吉村知事は、今年の営業を取りやめることが決まっている府内の二色の浜海水浴場(貝塚市)、りんくう南浜海水浴場「サザンビーチ」(泉南市)、箱作海水浴場「ぴちぴちビーチ」(阪南市)、淡輪海水浴場「ときめきビーチ」(岬町)についてもふれ「海水浴場自体は市町村が運営をするということになりますが、それぞれの市町村で協議された結果、海水浴場については開設をしないという、中止をするという判断がされました。これはもう市町村の判断ですから、その判断を尊重したいと思います」と述べた。
海水浴場は臨時の更衣室をあらためて設置しなければならない
開設されない理由として、海水浴場は臨時の更衣室をあらためて設置をしなければならないことと、うまくコロナ対策を取りにくいということ。大学生などが夏休みも授業などがあることなどから、ライフセーバーを確保しづらい状況があり、水難事故のリスクも高くなると各市町から聞いていると説明した。
「いろいろ頑張ったらできたんじゃないのかなと僕自身は思う」
会見で報道陣からは「プールがオープンで海水浴場が中止だと府民は分かりづらいのでは?」という質問があった。 これに対し吉村知事は「(海水浴場については)いろいろ頑張ったらできたんじゃないのかなと、僕自身は思うんですけど、ただ大阪府がやっぱり海水浴場は最終判断するところじゃないという、役割分担も明確になってる中で、やっぱりそれぞれの市町村で海水浴場はたくさんの人も訪れるし、難しいというような判断があるのであれば、これはもうちょっと致し方ないのかなというふうには思います」と述べていた。
また、海水浴場ではライフセーバーの確保が難しかったのに対し、府営プールでは監視員の確保のめどが立ったことから、例年より遅く開設することが決まったことを明かしていた。 府営プールは、服部緑地、久宝寺緑地、住之江公園が今月23日からオープン。浜寺公園は工事の関係で8月1日からオープン予定となっている。