兵庫知事選、机をたたいた相生市長が謝罪 稲村氏支持の会見 「パワハラ」800件の抗議など受け
兵庫県相生市の谷口芳紀市長(75)は21日、県知事選のさなかに県内市長有志が開いた記者会見で、机をたたくなどの言動が批判されたことを受け、市のホームページ(HP)に「市民をはじめ、多くの皆さまに不快な思いをさせ、ご迷惑をお掛けしましたことを、心よりおわび申し上げます」との謝罪文を掲載した。 【写真】稲村氏支持の表明会見に参加した谷口市長ら 谷口市長は14日、県内29市長のうち有志22人の一人として、再選した斎藤元彦知事の対立候補だった前尼崎市長の稲村和美氏の支持を表明。県庁であった会見で理由を述べる際、机を激しくたたき「兵庫県に新しい風を入れるのは稲村や」などと語気を強めた。 この動画が交流サイト(SNS)上で広がり、市内外から「パワハラではないか」「威圧的だ」などと抗議や苦情が市に殺到。20日までに800件以上のメールや電話が寄せられた。 谷口市長はHP上で謝罪した上で「厳しいご意見、おしかりを多方面より数多く頂き、非常に重く受け止めております。今後、このようなことがないよう、十分注意してまいります」とコメント。神戸新聞の取材に対し、谷口市長は「(会見では)つい力が入ってしまった」と理由を語った。