オーストラリアの「最後の秘境」のさらに先へ…【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
太公望たちの「夢の世界」
さてさて、ではなぜこんなへき地にこんな不便な宿があるのか。「大自然を満喫するため」なら最寄りの村およびスーパーマーケットから5時間も離れなくてもいいでしょう。というか、そもそも最寄りの村であるガンバランヤ自体がかなりの大自然に囲まれた場所なのですから。 ここに人気がある理由。それは「大物が釣れる海」があるからです。はい、ここのメインのアクティビティーは「海釣り」です。釣り好きの富裕層たちがチャーター飛行機でやってきて(陸路だとダーウィンから休憩時間を含めて約10時間)、1~2週間とにかく釣り三昧の日々を過ごして、またチャーター飛行機で帰る。そんな場所です。 というわけで我々海外メディア合同取材班も翌日モーターボートで海(バン・ディーメン湾)に出てみました。とはいえ、このメンバーはいずれも釣りの経験はほとんどない。それでも3匹のタラをサクッと釣り上げることができました。 まあ、特に釣り好きでない私たちなので仮に釣果がなかったとしても、波が穏やかな湾内をモーターボートで爽快に走っているだけで楽しくてたまらなかったはず。 さてタラを船長が船上でさばいていたので、魚好きの日本人としてはアレをお願いせずにはいられませんわな。 太陽光発電に頼っているのでそれほど大きな冷蔵庫があるわけではありません。その日に食べる分だけ釣ったらそれでおしまいです。 というわけで太公望ではない私たちは釣りを切り上げて、ワニ探しの旅に出かけることにしました。 はい、もちろん生け捕りなんて無理です。良い子は決してマネしないように。 でもこういう格好をしていたら「某海賊マンガ&アニメ(小学館のものではないので名前は控えますが…2つ前の画像のあたりでヒントを出しておきましたよ)みたいでかっこいい」と女性陣から大評判。ありがとう、マンガ&アニメ大国ニッポン! …ただ後ろ向きで「かっこいい」にはイマイチ納得がいきませんが。 そしてついにワニも発見。 とにかく釣り人たちにとってここはパラダイスです。 他にも四輪駆動車を使った陸路のツアーでは、世界で最初に「ラムサール条約」に登録された「コーバーク半島」の湿地帯などが見どころ。
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