「新型ジープを体験」4代目初の改良で“ラングラーらしさ”と乗りやすさが飛躍的にアップ!? バーゲン価格も見逃せない!自動車ライターが試乗レポート
パワフル&スムーズな2リッター・ターボエンジン+多段AT
以前は大排気量もあったが、現在は2リッター直4のターボに統一。400N・mという大トルクが自慢だけに、2トンを超える巨体でも、なんなく動かす頼もしさ。高速を流してもゆったりとして静かで、快適に移動できる。 ATは最新の8速を搭載し、多段ゆえエンジンのうま味を最大限に引き出す。シフトはあえてマニュアルっぽいデザインなのは雰囲気よし。またほとんどのSUVが今や電気的なスイッチとなっている駆動セレクターが、マニュアルなのもラングラーらしさにあふれている。
無骨なだけにとどまらないこともラングラーの魅力
ホイールのデザインが変更となり、精悍さが増した。タイヤ&ホイールもグレードのキャラクターに合わせて異なっていて、高い悪路走破性が自慢のルビコンは専用の17インチに武骨なマッド&テレインタイヤを組み合わせる。 上下2段で分割開閉するリヤハッチ。サブウーファー付きアルバイン製プレミアムスピーカーが装着されているので、少々ラゲッジスペースは小さくなっているが、それでも問題のない容量は確保されている。 キャンバストップで手動開閉式のサンライダーフリップトップなど、オプションも豊富。JEEPロゴ入りドリンクホルダーといった小物も多くて、自分ならではのラングラーを楽しめる。
【ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン】スペック
細かい部分での変更が主となる今回。最大のトピックスは価格かもしれない。エントリーグレードのスポーツは799万円とこのご時世に800万円切り。中間グレードのサハラは従来モデルと比べると31万円安くなって839万円で、今回試乗したルビコンは16万円安の889万円と、どれもバーゲンプライスだ。紹介したように装備は充実しているので、実質はさらにお得。SUV全盛の今、他人と違う個性派SUVがいいという方にはとくにおすすめのモデルだ。 ■ジープ ラングラー ラインナップ(税込み) アンリミテッド スポーツ:¥7,990,000 アンリミテッド サハラ:¥8,390,000 アンリミテッド ルビコン:¥8,890,000 ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン 全長×全幅×全高 4,870×1,930×1,855mm ホイールベース 3,010mm 車両重量 2,110kg エンジン 直列4気筒DOHCターボ 総排気量 1,995cc 最高出力 200kW(272PS)/5,250rpm 最大トルク 400Nm(40.8kgf・m)/3,000rpm トランスミッション 8速AT 駆動方式 4WD タイヤサイズ 255/75R17 メーカー希望小売価格 ¥8,890,000(税込)
文/近藤暁史
MonoMaxWeb編集部