阪神・梅野 「新バット」で来季正捕手獲りへ「形状というよりも太さを変更した」
阪神・梅野が、大阪市内で行われたSSK社の「プロスタッフ会議」に出席し、新バットを発注していることを明かした。 「バランスがバットのヘッド(先端)に行くので形状というよりも太さを変更した」 従来の33・5インチ(約85センチ)の長さと880グラムの重さは変えていないが、「振り抜きやすさ」を重視した。バット中心部の太さを0・25ミリ削りヘッド部分に重心を持たせることで操作性がより向上する仕様になった。11年目の今季は打率・209(268打数56安打)、0本塁打、15打点と低迷。課題の打撃向上から来季の正捕手獲りへ臨む構えだ。 「来年、(自分が思い描く)こういうポイントで少しでも打てたらいいなとか、フィーリングを合わしていく中で、それ(理想とするもの)があったらいい」 早ければ今月中にも来シーズン使用予定の新バットで試し打ちを開始する。また、ミットにもこだわった。アドバイザリー契約を結ぶSSK社と何度も話し合いを重ね、さらに改良を加えたミットも使用予定。万全の“フル装備”で臨む来季は、必ず逆襲のシーズンにしてみせる。 (石崎 祥平)