バスとケーブルカーで楽ちんなパワスポと思いきや……実は意外と苦行な大山阿夫利神社へGO!!
世情が不安定だと何かにすがりたくなるのは古今東西変わらないようだ。みんな大好きパワースポット巡りは、お守りや御朱印集めからスタートするのもいいだろう。パワーを必要とする皆様のために、路線バスで行くパワースポットをバスマガジンWEBのオリジナル連載で紹介する。今回は大山阿夫利神社に行ってみた。 【画像ギャラリー】バスとケーブルカーで楽ちんパワスポ?だけど結構登山が強く苦行!~大山阿夫利神社~(15枚) 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■自分のパワースポットを探す!
雑誌やSNS界隈で有名だからと言ってそれが万人にパワースポットかどうかはわからない。自分のパワースポットは自分で探すしかない。果てしない旅のようだが、きっと「感じる」ものがあるはずだ。それが見つかれば同じ神様を主祭神とする最寄りの神社や、同じ仏様を本尊とする寺院を訪ねるのもいい方法といえる。 大都市であれば鉄道駅や地下鉄駅から徒歩で行けるスポットも多いが、もし路線バスの停留所が近ければ徒歩が少ないという意味で紹介する。またどんな理由で取り上げたのかも記者の感想や体験として本文中で触れる。バスマガジンWEBオリジナル「【バスに乗ってパワースポットへ】あなたのパワースポットを見つけよう!」にご期待いただきたい。
■バスはあれども登山要素強し…
今回のパワースポットはかなり足腰が必要だ。路線バスはあれども登山要素が強く、ケーブルカーを利用してもなお、しんどい行程があるのでご覚悟を。 神奈川県の伊勢原市にある大山阿夫利神社を訪ねた。自家用車で行く人が圧倒的に多いが、公共交通機関もある。小田急線伊勢原駅北口から神奈川中央交通の伊10系統で終点の大山ケーブル停留所で下車する。
■ケーブルカーに乗るまでが大変?
路線バスの運賃は370円。約30分の乗車である。バス停は折り返しのロータリーのようになっており、折り返し便はそのままバス停を出ることができる構造だ。 ここからケーブル駅まで徒歩で向かうが、ひたすら階段と坂道を上り続ける。途中にはお土産物店や飲食店、旅館が立ち並ぶが、それを見ながら歩いてもかなりの行程だ。若い人にはなんてことはないのだろうが、年を重ねるとなかなか苦しい道のりだ。 ジビエ料理を出すお店や、有名な独楽(こま)を売る店等、行きでも帰りでもお土産物には困らない。階段にはケーブル駅までの距離や標準時間が書いてあるが、約半分の表示を見て「帰ろうかな」と本気で思ったくらいだ。