「ONE PIECE ONLY」展、PLAY! MUSEUMでスタート。世界中で読まれるコミックスの秘密を解明!
『ONE PIECE』ファンなら誰もが手にしているマンガはどのように作られているのか? その製作現場を披露し、コミックスの世界にどっぷり浸ることができる展覧会「ONE PIECE ONLY」が、東京・立川のPLAY! MUSEUMにてスタートした。本展は北米展示に先駆けた世界初の内容となる。 【写真】「ONE PIECE ONLY」展のグッズを見る 新刊コミックスの初版部数が10年以上毎号300万部を超え、全世界のコミックス発行部数が5億1000万部(2024年4月現在)を超える尾田栄一郎『ONE PIECE』。本展では『ONE PIECE』の秘密と本質に触れる「宝箱」として、尾田が描いた原画を、出版社と印刷所のプロフェッショナルがリレーし、「週刊少年ジャンプ」、そしてコミックスとなって読者のもとに届くまでのプロセスを紹介している。 会場内には『ONE PIECE』の1~109巻に掲載された全1100話をコミックスから切り離し、貼り合わせて展示。高さ3.6m、全⻑140mに及ぶ「大絵巻」には圧倒されること必至だ。 マンガというアートを未来に伝えるプロジェクト「集英社マンガアートヘリテージ」の活動から生まれたアートプリント100点以上を、会期中に一挙展示するのにも注目。コットン100%の紙にアーカイヴァル・インクジェットプリントを行ったカラー作品や、今では希少となった活版平台印刷機によるモノクローム作品、手漉き和紙にコロタイプ印刷を行った作品とともに、制作に使用した金属刷板や、制作風景を記録したドキュメンタリー映像も展示している。 さらに、「週刊少年ジャンプ」とジャンプコミックス、それぞれの印刷現場を超高速度カメラでとらえ、3台の8Kプロジェクターで投影する、臨場感溢れる映像インスタレーションの展示も。 展覧会にあわせて製作されたオリジナルグッズも充実。「週刊少年ジャンプ」と同じ用紙に活版輪転印刷した50種類以上の名場面ポスターや、アパレル、ステーショナリーなど、活字や紙、印刷などに絡めたユニークなアイテムが並ぶので要チェックだ。来場者が参加できる楽しい企画も用意されているので、『ONE PIECE』好きなら必ずや足を運びたい! ■「ONE PIECE ONLY」展 会期::2024年10月9日(水)~2025年1月13日(月・祝) 会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町 3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F) 開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)/ショップ ~18:30、カフェ ~19:00(L.O.18:30) 休館日:12月31日(火)~1月2日(木) 入場料:一般 ¥2,400、大学生 ¥1,800、高校生 ¥1,200、中・小学生 ¥800、未就学児無料 ※日時指定予約制/チケット購入者全員に「コミックスサイズ192ページ公式図録」を来場時にプレゼント(ひとり一部/非売品) 電話番号:042-518-9625 text : Shiyo Yamashita